時計のような精緻な組立物には、ブルーに輝くネジが使われています。
製作者の入魂の証としてネジにも手を入れた・・・・・って感じでしょうか。
ワタスも入れ込むタチなので、ネジを蒼くしてみたくなりました。将来きっと役に立つ技法なので、やってみる価値はあります。
やり方は簡単、ネジを300°ぐらいで乾煎りするとスチールの表面に焼き色が付くのです。
マフリャ〜のあれですね。(笑)
業界的にはテンパリングとかテンパーカラーを付けるとか言われていると思います。加熱により金属の表面にごく薄い酸化膜を作ると、膜が光を干渉させて青や茶色なんて色を作る仕組みです。酸化膜=不動態化→錆びにくいなんて事も考えられます。
古来時計職人は、銅板の上にネジを置き、下から加熱して色が青になったらネジをポイとよけて着色させていたと言われています。
で、ミシンを組み立てる際、ゴールドのリンクにはブルーのネジが似合うゾとなっちゃったワケ。(フェチ〜)
先ずは、ネジの錆を取っておきます。
リンクの軸に使う結構硬い、焼きの入ったネジですので、酸洗いはあまり良くないのですが、後でから焼きすることで水素脆性も防げる?なんて妄想。(確証はないですよ 笑)
テキト〜なカンカンで乾煎りします。
(本当は浅めの厚い容器の方が良いと思います)
しばらく煎っていると茶色〜青と色が変わってきます。頃合いを見て加熱を止めればOK。
なんですけど、一回では上手く行かなかったです。
酸化ですから空気に触れる様に加熱しないとイカン様です。あと、大きさが違うと変色の度合いが違ってくるので大きさを揃えていれた方が良いとか工夫が必要と思いました。
加熱の温度で色は変わりますので、注意が必要と思います。また、焼き戻し的な工程になるので、温度は300℃ぐらいが限度とした方が良さそうです。(コレも勝手な妄想ですが、赤くしちゃうなんてえのはダメです)
カンカンでやっちゃったので上手く発色しませんでしたが、ゴールドなリンクと組み合わせるといい感じになりそうです。(フェチ笑)
以下ご参考
http://www.youtube.com/watch?v=nYamLPIrvr8
半田ゴテやヒートガンでも出来そうです。
Posted at 2014/08/09 19:15:00 | |
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