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2018年09月24日 イイね!

ビンテージ マイクロメーターの整備

ビンテージ マイクロメーターの整備









いつものことです。
ガレージの整理を始めたつもりなのですが、古いマイクロメーターで引っかかってしまいました。(笑)
木箱に入ったナチ(不二越)のメーターですが、1940年ごろの製品です。錆が出ていたものですからサビ取り、ついでに分解清掃まではじめちゃいました。
サビ取りの方法は、オイルストンを使った後に出るオイルと混ざった粉をステンのワイヤブラシにつけてゴシゴシ。意外とうまくサビが取れます。

ここには画像の簡単な説明

スピンドルのロック方式が変わっていて、ホンダのバイクがよく使っているローラーロックのような構造をしています。おそらくは、米国のブラウンアンドシャープの影響を受けたメーターだと思われます。

ここには画像の簡単な説明

ラチェット部分です。
ラチェットの山が削れていましたので、ダイヤモンドやすりで山を作りましました。

ここには画像の簡単な説明

25mmの基準ゲージで制度をチェック。
0点の合わせは、スリーブを回してやる今のメーターと異なり、ラチェット側のキャップを緩め(キツイ)スピンドルとシンブルを調整します。(スピンドルを傷つかないように万力に銜えシンブルを回す)
ネジ部やスリーブにミシン油をごく薄く塗って組み立てます。

70年以上前のマイクロですが、まあ使えなくもないかな。な精度は出ている様です。

マイクロメーターは、明治の終わり頃には完成されている技術で、日本では昭和の初期ごろ(津上)から作られ始めたようです。昭和の半ばごろには、日本測定工具や不二越、三豊が製造しているようです。軍事産業が発展してきたので需要も増えてきたのでしょうね。
Posted at 2018/09/24 21:48:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | Dial indicator and gauges | クルマ
2016年05月28日 イイね!

SEIKOは精巧だな

SEIKOは精巧だな









過日入手したSEIKOのダイヤルインジケーターをメンテしようと分解を始めました。
内部へのアクセスは、おおい板(風防)を外すことから始める様です。
3本のネジを外して内部を観察・・・・

おおいに付いた限界針は、これまた細いネジで留められています。
これは、細いドライバーで外す事が出来たのですが、本体をチェックする為には針を抜き文字板を外素必要があります。
しかし、針の軸が凄く細くて我がツールではちょっと危ない感じ。無茶すると壊してしまう感じです。チョッチおっかなくて手が出ませんでした。
セイコーは精巧な作りなんだなあと思いました。(笑)
Posted at 2016/05/28 10:44:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | Dial indicator and gauges | 趣味
2016年05月24日 イイね!

セイコーのマイクロインジケーター

セイコーのマイクロインジケーター









おそらく、1960〜70年代に作られていた、セイコーのニューミレット指針測微器です。
最小目盛り1μm、50μmの測定範囲を持つています。スピンドル先端に付く測定子は細く特殊な物が付いています。本来であれば、レリーズも付く様です。狭小な部位の検査等に使われていたと思われます。

指針測微器と言うと、マール社の影響を受けた物が多いのですが、セイコーはオリジナル性の高いデザインで好感がもてます。文字盤にTOKYO JAPAN と有りますので、第二精工舎(蒲田)の製作と思われます。
Posted at 2016/05/24 23:39:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | Dial indicator and gauges | クルマ
2015年12月11日 イイね!

1944年製コンパレーター

1944年製コンパレーター










前にご紹介したコンパレーター、その中で最も古いモノを紹介したいと思います。
科学計器研究所が1944年に製造したコンパレーターです.防錆油が塗られていましたので、未使用のまま仕舞い込まれていたと思われます。固まっていた油を除去した状態です。

ここには画像の簡単な説明

この様なリッパな木箱に入っています。材は樫のような堅い木で作られています。

ここには画像の簡単な説明

木箱に貼られたタグ(ファイバー製?)には科学計器研究所と刻印されています。この会社は現存している様です。

ここには画像の簡単な説明

目盛りは1μmで45μmのスケールとなっています。
風防はガラス製で、その中に限界指針(リミッター)が入っています。リミッタの調整は扇型の要にあるつまみで行える様になっています。左横に付いている小さなつまみは、文字盤を微少回転させ指針と0点を合わせる様にする為の物。0点に合わせた指針は非常に細く出来ています。

ここには画像の簡単な説明

検査表が貼ってありました。
0.2μの精度で納まっている様です。このテのメカはプラスマイナスの動きで生ずるヒシテリシスが問題になると考えますと、結構いい性能だと思います。現在でも動きは軽いです。(おそらく油は動きを考えると付けていないのだと思います)

ここには画像の簡単な説明

ボディはアルミの鋳物の様です。ステムは焼きの入ったスチールの様です。径は24mm。少し錆が出ていましたが非常に状態は良いと思います。

ここには画像の簡単な説明

測定子(スピンドル)を上げるカンチレバー。クロムめっきされています。1944年7月と言いますと、戦局は結構ヤバい状態になっていたと思われますが、手を抜かず頑張って作ったのだろうなあとシミジミしますね。

さてさて、当時としては非常に高精度な測定器具と思うのですが、どのような場面で使われていたのでしょうかね。
工業製品の模範となるゲージブロックの作成なんかに使われていたのかもしれませんね。

Posted at 2015/12/11 13:25:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | Dial indicator and gauges | 趣味
2015年11月08日 イイね!

コンパレーター

コンパレーター










またけったいな物を入手しました。
ミクロン単位で長さを測定出来るコンパレーターです。ダイヤルゲージの兄貴分みたいな計器です。
目的が有って購入した訳でもないんですが、こうゆうの集めちゃいますね。(病気です)
メカニカルなコンパレーターはマール社が有名ですが、これは鷺宮製です。
何の為に使おうとしたのか判りませんが、重たいスタンドに組み合わされています。
Posted at 2015/11/08 20:15:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | Dial indicator and gauges | クルマ

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