部屋にこもってお勉強しております。
バーキンのシャシーってどんなレベル?って気になり始めました。(笑)
まあ、峠に命をかける程の年でもないのですが、いわゆる「シャシー剛性」ってやつです。気になりますよね。(笑)
「よそ様と比べてナンボの物か?」、お休みのオベンキョとして調べてみました。
バーキンのシャシーは、元を正せばロータスの Sr1、いや、ケータの Sr3ぐらいのデザインから来たんじゃないかと思うとりますが、ねじれ剛性は1500Nm-度くらいと言われています。(AUの方の実測値)
簡単に言っちゃうと、リアショックの取り付け部をガシッと固定し、フロントのショック部分に1mの棒を固定し150Kgの力を端にかけるとシャシーが1°捩じれるコワさであります。
ケッコウな値ですが、コーナリングの荷重移動や路面の凸凹で、タイヤにはかなりの力が入ると言われているので、シャシーはバネみたいに捩じれてしまうことになるわけで,筑波の最終に死ぬ気で突っ込めば、気づくかもしれませんね。
(箱根の旧道七曲がりでは路面の捩じれでシャシーも捻れちゃう。これは、ワタスにも感じます。)
経験豊かな?ケータハムは、シャシー剛性も改善されて、今では2700Nm-度位の剛性が有ると想像されています。タブン、CAEのデーター上の値と思われ、近頃のシャシーは溶接(しかもパナソニックのロボットが溶接しているんですって)になったので、アップしたのでしょうね。
この手のキットカーのシャシーを鉄板張ったりしてガチガチに固めちゃうと、3400Nm/度位にはなるらしいですが、キャビン(コックピットかな?)廻りが薄っぺらなので、捻れにはつらい形状では有ります。
ご参考
kitcaranalysis_V2.doc
で、レーシングカーの場合は、剛性「命」みたいな事になるので、アルミ→カーボンと言う様なモノコックのシャシーとなってきた訳です。写真はシャパラル2Eのアルミモノコックです。サイドのデカイチューブとバルクヘッドで固めて捻れに対処しています。
剛性は10000Nm/度ぐらいと思われ、今のレベルからすると、それほどでもないかと思える値ですが、車重が軽いのでOKなのでしょうね。
そう、剛性って言っても車体の重さやホイルベースが違えば必要なレベル(まあまあなレベル)は違ってくる訳で、調べてみました。
いったいどのくらいの値でレベルfなのか?
車の重さを横軸に、剛性を縦軸に取ってプロットしてみると、なんだか相場が判る様な感じで、シミジミしてきました。(笑)
データーは、ネットで拾ったものをベースに加工したので参考程度にしてください。
斜めの黒線は乱暴な近似(まあ相場的な)直線であります。
黄色のグループがセブンなシャシーです。相場からするとやや剛性は少ない感じ(と乱暴に言っちゃっていますが、あくまでも比較論です)。
ケータもバーキンも相場的にはどうにかレベルってところでしょうか。まあ、精神的な安定の為、世間並みと理解しておきましょう。(笑)
ブルーがレーシングカーで、ヤッパし軽く剛性が有るシャシーになっています。ヤワかと思ったローラT70のアルミモノコックも意外に良い線です。
ピンクがエキゾチックカー、ブガッティのベイロンはバッカみたいに固いですね。(400Km/h出るそうだから、本当かしら?)
チョッと心配って言っちゃいますが、ロドスタやZ4って屋根が無いのでスポーツカーとしては低めであります。
さてみなさん、如何でしょうか?
いずれの車も必要にして充分な剛性は有るはずなので、心配は無用と思いますが・・・・。
(でも気になりますね〜)
Posted at 2011/05/06 14:03:23 | |
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くるま雑記帳 | 日記