ローラ T190 フォーミュラ5000であります。
1970年代のフォーミュラカーで、シボレーの5Lエンジンなんて搭載していたそうです。
空力も徐々に考えられ始めた頃のデザイン。今の腰高に見えるフォーミュラより格好がいいですね。
何故にローラなんて取り上げたかと言いますと、この車、アルミのモノコックシャシーを持っているのです。
アルミのシャシーってリベットで組み立てられているのですが、どんな風にリベット止めしているのか????
気になって調べていたと言う訳です。
そして発見したのが
Add-Vintage Motorsのレストアのページ ローラT190の全バラレストアの記録が有りました。
アメリカのショップと思うのですが、キチントした仕事ぶりですね。
で、リベットでありますが、ブラインドも使っている様ですが、アルミーアルミの薄板同士の締結の場合バックアップのワッシャーを使うと思うのですが、ここら辺は判らずじまい。ピッチは50mm(2インチ)ぐらいでしょうかね?紫色のリベットがカッコいいです。
今のロータス等はエポキシの接着剤と併用してタッピングやリベットで組んでいる様ですが、昔はリベットだけで止めていたのですね。
バチバチ止めるの大変だっただろうなあ。
●追加情報です。
T190のシャシーに使われていたアルミ合金の材質は、L72とNS4(何れもBS規格)今的に言うと2014系と5251(5052)ぐらいになる様です。2000系はジュラルミンで耐食性に注意する必要が有る材料です。
T70では 1mm〜1.5mm の L163 (2014A)、HS30(6082)、NS4 が使われているのだそうです。(HS30はL72からの置き換え)
薄いアルミでモノコックのタブ作っていたのですねえ。
剛性は確保出来るのでしょうけど、グシャッっていっちゃう感じですね。ですから、その後のシャシーはアルミハニカム→カーボン(ハニカム)に置き換わって行ったのでしょうね。背中にV8背負ってぶつかったらアイタタでは済みませんね。
Posted at 2011/05/28 21:44:07 | |
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