これは、スロットルスピンドル(シャフト)を交換した場合、加速ポンプのレバー(ポンプカム)を取り付け加工をするときのセットツールになります。ポンチ絵の中○でかこった部分に使い方が示されています。
これでレバーの位置決めをしてピンバイスでシャフトにロックピンの穴加工をします。ツールにはハイトを調整するネジが有りますので、レバーの角度をオリジナルと同じ角度になる様に調整出来る様になっています。(と、言っとりますがワタスも使った事有りません)
ついでの説明になります。(笑)
このポンチ絵は、加速ポンプ系統を示しています。
点線で書かれた25番が加速ポンプのレバーで、スロットルが動かないときは27のポンプロッドを支え、ポンププランジャー26がバネの力で下がらない様にしています。
で、アクセルを踏むと25のレバーが時計回り方向に回転してロッド27の支えを外す形となり、プランジャー26が下がってガソリンをピュ〜ッと吹き出させ、加速時の燃調が濃くなるわけです。また図の様な回路ですから、ポンプジェット24からは絶えずガソリンがインテークの負圧で引っ張られて出ている状態になっています。ですから、この漏れ量も含めてフルスロットル時のジェットを決める事が大事と言われています。
加速時の吹き出し量は(フルでのセッティングからポンプジェットを変えないとすると)23ポンプスピルの変更やリターンスプリングの変更、ポンプロッドの長さ変更等々で行う事になるわけです。
まあ、あれこれ変更出来るところが多いので、難しくも有り、たのしいのがウェーバーなんですかねえ?(笑)
Posted at 2012/11/02 23:31:57 | |
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