しっかりとした木製のケースに入ったマイクロメーターを持っています。
ナチ(不二越)製のマイクロメーターで、戦時中に製作されたものですが、デッドストックに近いものです。○ナチのマークは怪しいブルー。(スチールブルーですかね 笑)
戦争中(しかも雲行きが怪しくなった頃)の製品ですから、虚飾を排した?作りになっている印象です。
中身は、こんな感じです。
今のゲージとほとんど変わりは有りませんが、測定スピンドルの先端には超鋼材は付いていません。ボディもスチールのまま、メッキされていませんね。測定精度は0.01mm、フレームに付けられたマーキングは電気ペンによる手書き!XXの表示はグレードの様です。
検査データーは鉛筆書きです。(泣けてきます)
とはいえ、ちゃんと検査していたようで、箱の裏には、検査証が貼ってあります。昭和19年12月9日検査ですかね。
こちらは、取り扱いの説明書。
現在でも参考になりますね。
昭和19年と言えば、1944年ですよ。第2次大戦さなかで物資が充分入らない時代だったと思うのですが、ギリギリのところは、手を抜かずしっかり作っていたんだろうなあ。って印象です。(これ日本の良いとこね)
ところで、この木のケース、材は何なんでしょうね?樺かセンだと思うのですが・・・・
(マニアは箱にも拘る? 笑)
Posted at 2012/12/15 12:57:12 | |
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