ボケた頭を引き締めて、ロッカーアーム にどのくらいの荷重がかかるのか調べていこうと考えています。
8000rpmぐらい回すエンジンとしてロッカーアームにかかる荷重をおおよそでも押さえておかないと、部品の形も合理的に作れんぞと天の声。
そりゃそうだわなあ。と、なった次第であります。
(ボケてますから、合っているかちょっと不安ですけど 笑)
バルブ周りの荷重って、めんどくさいのがカチカチと動いている時の荷重を出す事になるので、部品の動く部分の質量を(等価慣性質量)測る必要があるわけです。実際に発生する力は、この質量にカチカチと動くときの加速度(カムの加速度ね)との掛け算で決まるので、回転数によって違ってくるわけなんですけど。
で、どう測るのか?
先ずは、ロッカーの慣性モーメント(イナーシャ)を出し、そこから等価慣性質量を出していきます。
アナログなワタスは、慣性モーメントを実験で測ってみました。
昔々、タイヤのイナーシャを測った2本吊法でやってみます。
測る部品を長さの同じワイヤ(糸)で吊るし、部品の重心垂直軸を中心に回転振り子の周期を出してイナーシャを出す方法です。(方法はググってくださいね)
なんかヘンテコなロッカーですけど、これは回転軸に対してバランスを取るためにニコイチにくっつけています。(出た値を半分にすればOK 笑)
ガレージの天井に糸を固定、振り子の周期を寒いガレージで測ります。
ストップウォッチを持って20回振れた値を測定、信頼できそうな値を取り出し、平均すると1.598c/sとなりました。
だからナンダ的な値なんですけど、これから慣性モーメントを出します。
式は以下
Iz=axbxWxgxTxT/4xπxπxh
a:吊るす糸の天井側固定幅の半分寸法(Z軸周りの半径)
b:測定物のZ軸周りの半径(上と同じ考え)
W:測定品の重さ
g:重力加速度9.8m/s*
2
h:吊るし点の距離(Z軸高さ)
ということで計算すると、9.02Kgmm*2となりました。
これもシミジミしない値ですが、回転軸に対しての距離(例えばアジャストスクリュー位置とか)で等価慣性質量を出せることになります。
M=I/rxr
から出せるんですけど、これもシミジミしませんねえ。(笑)
Posted at 2020/12/21 11:20:24 | |
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