ロッカーアームのイナーシャーが分かりましたので、一歩進んでバルブ周りに発生する等価慣性質量について考えます。
質量ですからバルブ開閉の加速度で荷重が決まるわけ。( F=m・α ってやつ)
この下りは、山海堂の「自動車の設計」小田柿浩三、「自動車用ガソリンエンジン設計の要諦」石川義和、その他資料を基にワタス的にこんな感じか?とまとめたものですので、話半分になっとる可能性もありますので宜しくです。(笑)
で、まず昨日求めたロッカーアームのイナーシャーからバルブステム側にかかる等価質量を出してみます。(a=25.b=17として計算)
Wrv=I/(axa) =9.02/(25x25)=0.014Kg=14g
同じ様にプッシュロッド側の等価質量を出してみると
Wrc=31.2g
となりました。
この質量がバルブの開閉時の加速度で荷重に変わるわけですねえ。
(と理解しました)
次に、ロッカーアームがバルブを開く時、全体としてどのくらいの荷重がかかるのか
考えていこうと思います。
見方を変えると、バルブスプリングの反力と関係が深いとも言えるのだと思います。
Posted at 2020/12/22 12:35:26 | |
トラックバック(0) |
Moto and Bicycles | クルマ