ロッカーアームの等価慣性重量が分かりましたので、バルブを動かしている状態でロッカーアームにどのくらいの荷重がかかるか?調べてみました。
図をベースに説明します。(本の受け売りです 笑)
まず、動くバルブ周りの質量(等価慣性重量)を考えると
W=Wv+1/3Ws+Wrv+(b/a)^2(Wt+Wp+Wrc) kg となるそうな。
ここで
Wv : バルブ、リテーナー、コッタの重量 32.5g
Ws : バルブスプリングの重量 相場的に1/3としている 43/3=14.33g
Wrv : ロッカーのバルブ側等価慣性重量(前に計算したもの) 14g
b/a:ロッカーアームの比 17/25
Wt:タペットの重量 22.5g
Wp:プッシュロッド重量 13.5g
Wrc:ロッカーのプッシュロッド側等価慣性重量 31.2g
で計算すると91.9g
つまり0.0919Kgの質量(重量)がバルブの運動に関係している事になるわけ。
(計算合ってるよなあ)
これがバルブ開閉の加速度(減速度)と掛け合わせると荷重が出るわけで・・・
我がスペシャルカムのαは、3000m/s^2@8000rpmぐらいだったので
F=(W/g)xα=28.13Kg
8000rpmでロッカーがバルブを押し開けるのに28Kgぐらいの力がロッカー先端
(バルブ側)に掛かっとる様です。
計算的に(合っているとして 笑)こんな感じでありますが・・・
心配なので、バルブスプリングの強さから検証してみるに
スプリングの加圧力が約30Kg/20mm圧縮でレートが1.5Kg/mm
セット高さ-6mm+ストローク6mmで開いた時のバネの反力が18Kgとなる計算。
なのでロッカーアームとして28Kgで持てばOKとなるのだろうと思う。
(合ってればね)
さらに妄想して・・・
28/18=1.5ぐらいなので安全率は1.5となる感じです。
まあ良い所であるようなので、ここを目標に形を決めたいと思います。
経験が少ないのでなんともですが・・・・
Posted at 2020/12/24 09:26:53 | |
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