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2022年02月20日 イイね!

シマノ ローラーブレーキ分解チェック

シマノ ローラーブレーキ分解チェック










過日自転車屋さんを開業して修理した自転車、孫を乗せ強くブレーキングするとすごい音がすることが発覚、ブレーキのチェックをする羽目に・・・

孫曰く、自転車が大きなオナラをしたと大笑いするし、通行人がびっくりするぐらいのブ〜〜という音です。
振動も感じるので、ブレーキのローラーがスティックし始めたか?なんて。
(こりゃヤバイぞっ)

ネットを徘徊するとブレーキの異音はグリス枯れだとか。
バラした時にドラム掃除しちゃったっけ?オイル分がないからかな?なんて、ちょっとやっちゃった感。
この時は、バイクのセルクラッチの様にローラーをドラムに押し付けブレーキにする様な構造だったかなと、うろ覚え。(ドラムが乾いていたら、そりゃ音は出るか?)

さらにネットで調べると、グリスは専用の物を使うのだとか。100gぐらいのチューブで1K円。面白くない値段です。
しかも、ですよ。
ブレーキのグリス穴、イイところにつけられていて、グリスが注入できませんよ。フレームの裏にゴムプラグ。すごい設計ですねえ。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

再度ホイルを外しブレーキをバラして見ます。
ん?ブレーキを外そうとするとナットが遊んどります。??
(ナット上、12時のところに見えるグロメットがグリス穴。イチオ〜矢印が付いとるけど、知恵を出さんと使えない位置にあるなあ 笑)

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

取り出したブレーキ、シマノでは分解図を公開していない様で、あれこれ推理してバラすことになります。(修理は推理だっ?? 笑)
表、裏にネジもなく、しばし眺めると表のメッキカバーの縁に折り返しの爪が1ヶ所、引っかかりの出っ張りが2箇所あります。

写真でメッキカバー折り返しの爪が11時、引っ掛かりが5時、7時ぐらいのところ。なので下側から優しくカバーを(マイナスドライバーで)引き剥がしました。
ドラム外周にアルミの冷却フィンが付い取りますので傷つけない様に注意が必要かと思います。(ってちょっと曲げちゃったよ 笑)

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

で、フレームボディと臓物を分けるのですが、こちらも知恵の輪、フレーム外周の引っかかり(2箇所 プライヤー先の上側)をうまく外します。フレームを持ち上げながら引っかかりの対向側を優しく木ハンでコツンとするか、(ブレーキアームをいじっていると何となく外れる、みたいです)

ここで私のボケ加減が発覚しました。
ブレーキの構造は、ローラーがドラムを直接ロックする仕組みではなく、ブレーキアームのカム(花びらみたいなところ)がローラーを押し広げ、それが3枚のシューを押す構造だったのですよ。確認しとらん。なので、ドラムを掃除したかな?という記憶はボケボケだったワケですなあ。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

引っかかりのアップ。
外れそうで外れない、微妙な設計。どうも分解は推奨されていないようですよ。(部品買い直した方が安いか)

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

意識を覚醒させて、シューをマジに見ました。
グリースで微妙に潤滑?するためのスジスジになっているようですね。グリースが乾いていると焼き付くかも?なので、グリースも選ぶみたいですねえ。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

組み付けは、ハブとのセレーションとなっていますので、こちらにはモリブデングリースを塗っておきました。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

グリースについてもいろいろ言われている様で、ちょっと調べて見ました。
なぜか、こうゆうデータって日本サイドにはないのですが、アチラ向けにはSDSとしてありました。SDS(旧MSDS)材料の安全シートなので、ちゃんとしたメーカーさんは出すのがマストなのでUPされているワケです。

中身を見ますと、ベントン系グリスで合成油、モリブデン入りのグリスの様です。耐熱性と摺動を考えている様です。なので、純正以外のグリスを使うことは自己責任ってワケでしょうねえ?

え?何使ったのかって?
リチューム系のモリブデンです。オイルですこしユルクして、ちょこっとつけておきました。

最後に、強烈な異音の原因は見つからなかったのですが、グリスアップして組み上げ試乗して見ますと異音は出なくなっていました。
理由は、ひょっとするとブレーキをシャフトに固定するナットが緩んでいたので、これでビビって音が出たのかもしれません。
(シャフトの回止めワッシャを組む際、ブレーキ位置を調整する必要があり、ナットを緩めそのまんまにしちゃってたかな?)

ということで、推理して分解するのはイイのだけれど、もうすこし落ち着いて確認しながら作業を進めないと、いかんなあと反省した次第であります。
Posted at 2022/02/20 13:45:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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