精進の甲斐あり、どうにか修理完了。
ま、うまくいった感。(どこ直したかわかる?笑)
正直なところは、ねじ切りのギアをちゃんと確認しないでやらかし、ねじ切りをダブルでやる羽目になったりしたんですけど、リカバリー。
M3のネジを4.5mmの軸先端に切るのは結構大変で、支えがないと軸がバイトに押されて上手くきれんのですよ。で、0.04ぐらいでチマチマ切ってやっと完成、ナットを合わせてみたらピッチが0.75だったのですねえ。(主軸のギア25だった)
という経験を踏まえ、リカバリーはワークの先端を保持することに。
スペースがなくなったので、頭の小さなハイスバイトで削ることにしました。
(写真で見ると刃先がちょっとダルかな?)
午前中遊んで完成。
熱処理しないでも調質のクロモリだし・・・・
なんて訳のわからん事を言い訳にして、せめて見栄えは良くと黒染めしてみたり。(笑)
これを、ボディに圧入するわけで、圧入代は1/100〜2/100ぐらいです。タタキ込む頭にはネジがあるしねえとなって。
最後の最後にやらかすと激しく後悔するだろうしと、真面目に圧入ジグを作りました。
(笑)
ネジ部を押さずに肩を押すジグです。
軸の出代も頭に入れて穴を開けとります。ハンマーでガツンと打ち込みました。
切れ味はどうかって?
うまく切れますが、このダイスの欠点も見えてきました。
3つのコマがある程度高さが揃って切り込みに入らんと、ネジ部の先端が綺麗にならないのですねえ。コマを止める真鍮ナットがコマとの摩擦で不揃いに摩耗すると具合が悪くなるんじゃないかと思われます。最初の写真のナット、天返ししとりますが、天面が丸く摩耗しコマに潜り込む様になってしまっています。
(新しいコマはここら辺が改良されている様です。)
Posted at 2022/04/27 08:25:05 | |
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