刈払機の防護カバーを溶接修理しました。
PP(ポリプロピレン)樹脂製の防護カバー、酷使を重ねていたのでカッターの刃でズタボロになっとったのですが、PP樹脂なれば溶接で修理ができるだろうとトライ。
ハンダゴテで溶かしながら付けていくのですが、車の内装部品やクリーニング屋さんのハンガー等々PP樹脂部品をカットし溶加棒として使いました。
樹脂を溶接するには同じ材料を使うのが鉄則であります。
長年の経験から部品がPPであろうと読んだわけ(ウソツケ)でありますが、今的な部品であれば裏側に>PP<みたいなマークが入っとりますので材料の判断はつくと思います。
デカく切られてしまった部分は、当て板を切り出してまず溶着、その後に肉盛り溶接していきます。母材と溶加材を溶かし合わせるのがキモですのでしっかりと混ぜ込みます。
PP樹脂は200〜250℃位でいい感じに溶けますので、ハンダゴテを使って溶かしながら肉盛りしていきます。
白や黒の端材を使いましたので色は不揃い、仕上がりも凸凹ではありますが刈払機の防護カバーであれば、まあOKかな?というところであります。
樹脂材料の接合について付け加えますと
PP、PE樹脂は接着では強度が出ないので溶着が良いと思います。(しかし綺麗にするのは難しい)
POMも接着ができない樹脂です。
ABSやポリカ、アクリルは溶剤接着(塩化メチレン)がよいとおもいます。
Posted at 2023/01/15 15:48:38 | |
トラックバック(0) |
Garage | 日記