ひょんなことから、フィアットのエンジンについてオベンキョちゅうです。
かなり昔のことですから、中々資料が見つかりません。
フィアットは創業120年を越す大御所でありますから、エンジンについても馬数を踏んだノウハウは持っとると思うのですよ。
なんてことから、レースの知見はどうだったのか?1937年のミレミリアを彷徨っとります。
ミレミリア、イタリア国内をグルッと1000マイル回るレース、当時はフランスのルマンと並んで人気があった様です。1937年のコースは北部のブレシアからスタートし反時計回りに8の字出回るコースですねえ。
で、フィアットも発表したての500A Topolinoも何台か出場、結構頑張ったようです。スポーツクラス(比較的真面目にレースするクラス?750cc)以下で1位をとっております。当時の小ネズミはサイドバルブの4気筒13hpがノーマルですが、出場車は秘密兵器、OHVのヘッドを積んどった。SIATAとかMARINOとかのブランドがキットとして作っていた様です。これを組み込むと16hpとかになった。
1600Kmのコースを21時間、平均で76km/hですから大変だったかも知れなせんね。1年後のレースでは92Km/hで入賞していますのでレースを通じての技術革新は早かったのかも知れません。
当時Topolinoは569cc 4気筒で2ベアリングクランク、サイドバルブで頑張っていましたが最終モデルでは3ベアリングOHVのエンジンになっています。
まあ、色々もまれると進化していくのでしょうね。
Posted at 2023/12/07 12:59:42 | |
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くるま雑記帳 | 日記