2007年ごろから実用化され始めたMTA(Mechanical Transmission Automatized)Selespeedの油圧回路の一例です。
マニュアルミッションをオートマの様に操作できる様にした装置です。
F1用にマレリーが開発、アルファやフィアットに採用が広まった装置であります。スズキもほぼ同じシステムAGS(オートギアシフト)なんて使っとりますねえ。メリットは普通のATと比べてコストが安く軽量、省スペースなことが挙げられている様です。
で、この装置の肝となるのがギアシフト/クラッチ操作を行う油圧回路なのですが、イマイチ安定性に欠けるところがあると言われているようで、どこがネックになっているのか回路図を眺めております。
(フィアット500系の図面らしいのですが、どうもおかしい。油圧のアクチュエーターが3種あるので違う車種だと思うのですが・・・??)
車種は、まあよしとして、回路的には作動油をポンプが汲み上げアキュームレーターに圧を上げて貯めておきソレノイドで回路を開いてシリンダーでカチャカチャ動かしてクラッチやシフトを動かすと大雑把に理解したのですが、旨く動かなくなるのは何故か?。作動油の圧や送油量、信号の確実性?、機械的作動の劣化なんてところの複合的な悪さが関与しているのでしょうね。
ここらへんをチェックしてみたいと考えています。
Posted at 2024/05/31 20:46:47 | |
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