ヘッドランプレンズのクリア化、時間がないのでジクロロメタン処理をしてみました。#2000番までレンズを研磨しその後、ポリカを強力に溶かすジクロロメタン(塩化メチレン)蒸気を吹きかけて表面を溶かしてクリアにする技術です。
スチーマーとか言っているやり方ですね。
初めてやってみたのですが、上手くいきました。
装置は手作り簡単です。
薬瓶にチューブを取り付けこれをお湯で加温して蒸気を発生させレンズに吹き付ける仕組みの装置を作ります。加温ポットは有り合わせの500CC容器です。
使ってみた感想は
加熱温度が下がってしまうと上記の発生量が少なくなってしまうので
ホース部分の断熱や、もう少し容量のあるポットを使った方が良さそうです。
レンズ表面はクリアになりますが、表面のポリカが薄く溶けて平滑になっただけですので耐久性は?です。
それから良くわからないのですが、処理後、細かなクラック(クレージング)が出来てしまった現象が見られました。温まった蒸気がポリカ表面で凝縮し薄い溶剤膜を生成する行程で、ある条件下で熱と溶剤が関連しポリカに悪さをしているのかのしれません。
Posted at 2024/10/18 17:43:56 | |
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くるま雑記帳 | 日記