某月某日。圧縮比の高すぎたヘッドのチェックです。
新たな問題が確認出来ました。
エンジンスタート時、青い煙を吐くのでステムシールの外れを心配したのですが、
ビンゴです。
インテーク側のバルブガイドから盛大にオイルを吸い込んでいる様です。
ヘッドはカーボンで真っ黒。アーアです。
無加工でセットすると、ヘッド面から2mm程バルブフェースが
出っ張るのが気になっていたのですが・・・・
このため、ステムシールの生活空間?が充分に確保出来ず
シールの下側をカットして取り付けた事が間違いのようです。
ステムシールは改めて対策するとして、シートカットしバルブを
1mm程低くして圧縮を下げる決心をしました。
圧縮比は、13.4:1から12.5:1程になる計算です。有効CRは9.5位です。
ガラスドリルのヤジリ?を改造したカッターを使ってフライスでカットしました。
センターの精度は1ミクロン以内、カット面は30°、45°、60°の3面加工です。
失敗は許されないので何度も確認しながら少しずつ削っていきます。
キンチョーしまくりの時間です。

シートカットの結果です。
精度良く加工出来たおかげで、擦り合わせはパコパコパコと確認程度で終了。
シート幅はIN1.5mm、EX1.7mmにしました。
チューン?エンジンとしてはやや広めかも知れません。
あまり狭くするとバルブの冷却や摩耗に影響が出る事や、エンジンの
メンテサイクルを考えて、このくらいかなあ?と決めています。
ステムシールの良い物を探さなければいけません。
 
				  Posted at 2009/01/10 10:25:55 |  | 
トラックバック(0) | 
Ford kent crossflow mod | クルマ