2006年の話になります。少し毛色の変わった(我々に取って、方向性は間違って無いかな?と、一応納得な)ケータハムが密かに?作られていたのです。
写真を見て皆様のケータ号との違いが判りますでしょうか?
部品はKシリーズを流用し、カーボンのトリムをまとっています。
しカーし、よく見てください。フレーム周り。フロントのバッテンが角パイプになています。2006年のSAMPEで発表されたカーボンフレームのケータハムです。
フレームはこんな感じ。40%は軽いと言われています。剛性もパネルを貼る事で一桁位高くなる様です。
もともと軽いフレームを軽くしてもそれほど軽くはならないと思う(変な日本語だな)のですが、とにかく作っちゃった。
フレームの素材は田の字断面をしたカーボンチューブ。独立気泡を保つPE発泡体をコアにし、カーボンの編み紐でくるんだ物を束ね、エポキシ樹脂を含浸して作っている様です。これを型に巻き付ける様に押し込んで固めれば(一応)簡単にフレームが出来ちゃう。
イギリスのCranfield 大学がAxon automotiveのCFRP材料を使ってコンポジットフレームの研究用に作った車です。オールカーボンのフレームと聞くと萌え~な我々ですが、先生方が萌え~であったのは将来のグリーンカー。
本当の狙いはこちらにあったのです。手間のかかるカーボン成形を簡単にして、軽量なフレームを作りたかった。でも?スペースフレームならスポーツカー=ケータハムとなっちゃうところがエゲレス的でしょうかね(笑)
軽量で高強度なカーボンで生産性の良いシャシーを作ろうと考えている様です。もうすぐこんな車が走り出すのでしょうね。インサイト体型のチョロQみたい。エゲレスのギョーカイもガンンバっていますね。
写真出典は cranfield univ frame one projより引用
more info
http://www.axonautomotive.com/index.html
http://www.cranfield.ac.uk/
 
				  Posted at 2009/04/16 01:08:38 |  | 
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