予感は的中した?のですが、予想外の展開です。
ヘッドをハグってみると、意外にも2番がオイル下りを起こしています。3、4番もチョットおかしい感じです。
テフロン製のステムシールが上手くない様です。
どこが悪いのかチェックし、対策を立てる必要が出てきました。中々スンナリと仕上がってくれないのが辛いところです。
バルブスプリングを外してみると、何とステムシールが外れそうです。
本来、シールの帯バネは下側に巻き付いているのですが、上に浮いて来ています。2番のインテークはシールが抜けていました。(泣)
ステムシールは、帯状のスプリングでステムに嵌まるようになっているので、そう簡単には緩むとは考えられないのですが・・・・。
何故だろうと浮き上がっていたシールを観察すると、バネの一部がコスレ合ったように光っています。ハハ〜ン。
どうもこれが原因の様です。
インナースプリングとシールのバネにクリアランスが殆ど無いのです。このため、バネの伸び縮みで徐々に帯バネが持ち上げられ、シールが浮いてしまった様です。
使っているバネは柔らかい方が良いだろうと、ロータスT/C用のモノ。ケントカムのVS7と比べると内径が小さくなっています。インナースプリングの実測内径15.4mm、シールの外径15.2mmですから、スプリングがちょっと動けば接触してしまう訳ですね。
オーミステイク!!
あれこれ悩んで、調べて決めたスペックですが、経験の無さでしょうか、失敗です。
総括すると問題は2点有ったと考えます。
(1)ステムシールからのオイル漏れ。
実は、テフロンの硬さというか柔軟性が無い事を心配し、リップ部分にオイルがしみ込み易くするテーパーを追加工していました。
結果オイルが入り過ぎ、どうも要らぬおせっかいだった様です。
OHVの場合、ロッカーアムの動きでバルブステムは微妙に振れるので、オイルは自然と入り込むのかもしれませんね。
(2)ステムシールが外れる→外径が大きい
スプリングとの隙間が殆ど無いので、スプリンングを変更するか、径の小さなステムシールを探す必要が有りそうです。それとインナースプリングのズレ止めも必要かも知れませんね。
(どなたか外径の小さなシール知りませんか〜あ)
気になっていたアルミ製リテーナーです。
特に摩耗を起こしている処は有りませんでした。コッターとの勘合も、外す時にパカンと音が出る位シッカリとしています。スプリング端面との合わせ部分も(スプリング内径が小さいため)シッカリと嵌まっていて、摩耗していませんでした。まあ500Km位で摩耗していては話になりませんよね。(笑)
ちなみに、バルブ廻りの分解は、木工用のクランプを改造して使っています。使い勝手は少々悪いですが、しょっちゅう使う物ではないので十分と思っています。
再び泥沼に迷い込んだ様です。
Posted at 2009/07/26 17:55:18 | |
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