セブンのミッションでどんだけスピードが上がるか?
というご質問を頂きましたので調べてみました。
ご存知の様にセブンの使われているミッションはフォードのT9というもの。
シェラなんかに使われていた物です。元々は4速だったのですがゲタを噛ませて5速にした物で、フォードが持っているレシオの組み合わせは3種類有った様です。載せるエンジンで選んでいたようで、セブンに使われ手いるレシオは1速が3.65の物が多いと思います。これがN1でレシオは3.65、1.97、1.37、1.00、0.82となっています。
N2は3.91、2.32、1.40、1.00、0.82、
N3が3.36、1.81、1.26、1.00、0.83です。
Zetec等ではN3が積まれている場合も多い様です。
これは、オリジナルのT9の構造です。
堅実な設計で、ケースは鋳鉄製となっています。重さは44Kgですが、アルミのケースに交換すると31.3Kgとなります。
で、どのくらいのスピードになるかを表にしてまとめてみました。
ここで良くわからないのが、バーキンケントのレシオ。ワタスのミッションはN3(3.36〜)なのですが、3.65も有るらしいのです。まあキットカーなのでさもありなんなんでしょうけど。(笑)
AJ65号にも記事が有りますがN1とN3が反対に表現されています。
(チョンボしとります 汗)
表の一番下に6000rpmまで回したときの速度を計算して入れておきました。タイヤの外径やファイナルによっても違いますし、スピードメーターの針がちゃんと追従するかも判らないので、目安ですね。2速で90Km/h近くまで上がるので性能的には充分でしょうね。
それからトップで200Km/hの大台を超える様になっている車も有りますが、タブン、空気抵抗とのバランスで6000rpmまではキツいと思われます。いいところ180Km/h位ではないでしょうか?(試した事有りませんが)
ケータの6速はフケ切るセッティングですね。トップスピードではなく、トラックの運動性を重視している事が判ります。
最近は、ケントエンジンとの組み合わせよりも2リッタークラスのエンジンを使う例が増えたので、1速側を持ち上げたレシオのキットが
BGH等から用意されている様です。
こちらも参考になると思います。
http://bghgeartech.co.uk/html/bgh_home.html
Posted at 2012/04/30 11:30:11 | |
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