コスワースのショートハイトピストンを眺めていて再認識したことが有ります。
まあ、今の売れ筋ピストンではないので仕方が無いと思うのですが、このピストンって、ショートになっても伝統を引きずっているよな。ってことです。(決して古いデザインなんて言ってませんよ。伝統なんだと思います)
圧縮比が12.3、CHが37.21という、ま、OHVにしてはレーシングな仕様になっとりますが、ピストンピンオフセットしっかり付いとりました。インチキスケールでのチェックですが、スラスト側に1mm程度オフセットしています。まあ、普通の使い方をするのでオフセットが付いていた方が実用的では有るのですが・・・・
レーシングピストンなら、漢のオフセット0で迫って欲しかったっす。(笑)
レーシングで10000rpmも回すピストンにはオフセットを0とするそうな。コスワースならそのくらいの気概は有ると思っていましたが、以外に紳士だったのですね。(笑)
オフセットが付いていれば、燃焼工程でピストンが下がる時に頭を振りスラスト(キャブ)側に衝突して打音を発生するのを軽減する効果が有るのだそうです。ですから、飛ばさないエンジンにはオフセットは有った方が良いのですね。そんなこんなで、コスワースはちゃんと付けてくれているのでしょう。経験的にはボア系の1%位オフセットさせるのが普通なんですって。7000+rpm程度では付いていた方が良いのでしょうね。
Posted at 2012/10/17 22:02:52 | |
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Ford kent crossflow mod | クルマ