これは、ホンダS800のインスト周りです。
ロータスのエリーゼを範としてレイアウトしたんじゃないかと思うのですが、明瞭なレイアウトは好感が持てます。ハンドルもナルディか何かを見習ったのでしょうね。スポーツハンドルの何たるかをちゃんと理解して作ったんだろうなと思います。
形はナルディな感じなのですが、ホンダのオリジナリティーを垣間見る事も出来るハンドルと思うのですよ。
よく見て下さい。
スポークの付け根あたり。
何となく板厚が厚いんじゃないのって、思いませんか?
これならどうでしょう。
スポークにリブが立っています。
これはアルミ板を打ち抜いて作ったのではなく、ダイキャストで作られています。
S500あたりはプレス打ち抜きだった様ですがアルミの鋳物にしちゃった。(笑)
ホンダの技術を持ってすれば折れないダイキャストも作れたのでしょうね。
まったくの想像ですが、ホンダのオートバイに使っているレバーがヒドロアルミで折れないモノだ。なんて言われていましたので、この材料を使ったんじゃないでしょうか。
ADC6辺りのAl-Mg系の材料です。
ダイキャストでボスまで一体化しちゃえば生産性は上がると言う理由なんでしょうね。
当時としては思い切った事やっちゃったのではと思うのです。
Posted at 2012/10/04 22:06:40 | |
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