先週の桐生のクラシックカーイベントで展示されていたブガッティ タイプ43です。
本や何かでは見ていたのですが、実際に見たのは始めて。
このエンジン、もはや工芸品の域ですね。
四角く切り出された様なヘッドは入念にキサゲ加工され、ファイアウォールはスポッティング加工なんだ。ルーツブロアやインテークの磨き込まれたアルミもアルマイトじゃ出せない質感や輝きがスバラシイなぁ。
配管はニッケルカッパーだろうか?否カッパーだろう。真鍮は真鍮の輝きを見せ機能美を超越した美しさが有るなぁ。
ハイテンションコードをまとめている濃茶色のチューブはベークライトかなあ?なるほどねえ。エンジン前端のクランクから取り出した回転をルーツに繋いでいるのは革製のカップリング。マグネートも同様にカムに繋がっているぞっ。
パワーの象徴、キャブレターは、何故か冷遇され、ルーツの下に隠れちゃっている。
とかとか鑑賞させ、否、拝ませてもらいました。
(恐れ多くって、凝視出来なかったですよ。もう少しキサゲはどのくらいの深さで削っているのか?とかジックリと見て鑑賞し、エットレーの奇才とシンクロしたかったなあ。 笑)
2リッタープラスのエンジンは、何故か8気筒。ルーツブロアで過給され120馬力を5000rpmで出すそうです。
Posted at 2013/11/09 10:19:55 | |
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