シリンダヘッド内のガスの流れ(点火時点で?)をプラグ電極のマイナス側で邪魔しない様にガスの流れに対して電極がオープンになっていると着火が良いとか言われています。
このようにプラグ角度を調整するのがインデキシングと呼ばれ、ヒマな人の研究テーマになっています。(笑)
これをやってみました。締め付けで調整が利かない場合は薄い銅ワッシャで調整します。プラグを取っ替え引っ替え取付けてみたりワッシャを使って電極の位置を調整するのがインデッキシングってわけですね。
インデックス方向には諸説有り、流れに開口をさらすと、ガスで濡れてしまうぞ的な事をおっしゃる方もいて、どちらに向けたら良いのか?これは皆さまの自由研究にお任せしたいと思いますが、ワタスはアゲインストな開きとしました。
ケントエンジンの場合、燃焼室内でガスがどう流れるかと言いますと、オールドスクールの設計ですから、タンブル流と言われています。(開発当時は、ガス流を考えた燃焼室なんてえ新しい考えでは有った様ですけど)写真は4番気筒で、キャブから入ったガスは、反時計回りにプラグをかすめて渦(タンブル)を巻くと考えられます。
つまり、この流れに火が点く様に電極が位置していれば良い事になります。
買い求めた、8番をチェックすると、日本製は優秀ですね。電極の角度と6角の頭がみんな揃っていました。
これなら、ヘッドネジを正確に切ればインデックスは揃っちゃうかもしれませんね。
(ってノートはこのパターンか?)
期待をこめて手締めでプラブを取付けてみると。1、2番は締め付け後(約1/2回転後)燃焼室側に電極が開く様になる事が判りました。ってことはこのままでOKです。
締め付けてこんな感じ。
マークが碍子に隠れて見えませんが、電極はシリンダ中心に開いています。いい感じです。(笑)
これは、4番です。このままでも悪くないのですが、もう少し反時計回りに戻してあげた方が良いかとワッシャを使ってみます。(折角作ったし)
ワッシャは、こんな感じに取付けました。0.3mmですから90°ぐらい回転が戻る計算です。
締め付けでも調整し、良い角度になりました。
市販でもインデックスワッシャーが有りますが、無糖に厚い感じ(1mm近く有る)で電極の燃焼室への突き出し量を減らしてしまうので、あまりお勧めしません。
(火炎伝播ー燃焼タイミングに影響が有ると思えます)
で、最後に。
余談になりますが、6角部分に電極位置のマーキングをポンチし、ネジ部分にモリブデンのドライコートをしておきました。ドライでなくとも良いのですが、アルミヘッドのネジを痛めない様にモリブデンペースト等を使うのが良いかと考えます。
如何でしょうか、たまにはプラグと遊ぶのも良いかなと思います。
Posted at 2015/09/27 17:33:12 | |
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