購入したステライト合金で遊んでみました。
ステライトって耐熱性の良いコバルトを主成分とする硬い合金で、バルブの耐熱性を上げるためバルブフェースに盛りつけたりステムエンドの摩耗を防ぐ為に使われています。バルブの流用でステムの長さ調整を考える場合、エンドの硬度を上げる必要がある訳で、ステライト盛りが必要になるってワケです。
普通は、ガス溶接で盛りつける事が多いのですが、TIGでも出来るのでトライしてみたと言う訳です。
クロモリのボルト(6mm径に盛ってみた印象は、ロッドは溶かすと糸を引く様な感じなのですが、溶けた金属は、こぼれ易い(粘度が低い?)印象です。
母材によっては予熱が大事だと思うのですが、今回は最初ボルトに熱を入れ、次にロッドをボルトに乗せ(ややタマになったステライトを)溶かしていく様なやり方で(溶けたステライトがこぼれる事も無く)肉盛りが出来ました。冷えてから1.5ポンドのハンマーでゴチンとやってもカケたり割れたりしない状態に溶接出来ました。バルブエンドへの肉盛りはもう少し技術習熟が必要と思いますが、アジャストスクリューの頭位は盛れそうなかんじです。
今的バルブコンバートへの道スジが見えてきました。
これからも、ステップバイステップで技術を習得して行きます。
Posted at 2017/03/11 13:12:25 | |
トラックバック(0) |
Moto and Bicycles | クルマ