アルミシリンダー 製作の山場、スリーブの圧入を終了しました。
圧入代を0.2mmとキツめにしていますので首尾良くできるかチョット緊張です。
我、計算ではアルミを120℃ぐらいに加熱し、スリーブ を-20℃まで冷やせば0.2mm程度のクリアランスができるはず。
ということで、まずはアルミシリンダー をオーブン改電気炉で加熱。
センサーがフィンの間に入っちゃったので実温が取れません。時々オーブンを開けて温度を測定。130℃まで上げておきました。
スリーブ側はドライアイスで冷やしておきます。
-20℃をよていしたのですが、-30℃まで下がっています。
スリーブにはあらかじめミッションオイル(カジリにくい)を塗っておきました。
いよいよ圧入。
1回目、温度調節が功を奏して20mmぐらい残してスッとスリーブがシリンダーに入り、残る部分をプレスで圧入。といっても荷重は1トンも上がらず。
2回目は、チョット失敗し、40mmぐらいプレスで圧入することになっちゃいましたが、荷重は1トンぐらいまでで無事圧入できました。木ハンで叩いて入れようとしたのが間違いで、チョットせってしまった様です。
作業ベースでは、どうにかうまく終わった圧入ですが、スリーブの締まりはどのくらいだったか気になり測定してみました。
結構締まるものでチョットびっくり。
0.07〜0.1mm程度締まり、樽型変形(膨らみ)が元に戻ったと言えるぐらいになりました。真円度も0.035、0.040と問題がないレベルになっとりました。
とはいえ、精度については、ピストンと合わせ再度チェックした方が良さそうです。
Posted at 2020/08/31 18:23:54 | |
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