我がガレージの日立ボール盤、頼りになる機械なのですがしばらく前からスイッチの調子がおかしいのですよ。いざ身構え作業しようとスイッチを押すと・・・・
ポチン・・・と音がするだけで動かないことが多くなってきたのですよ。
何回かポチンポチンとしているとグイ〜ンと回り出してくれるのですが、なんと言うか気力の抜け感が漂うわけ。
で、修理せんとまずいかと気力を上げ、スイッチボックスを分解してみました。
接点がチビていますねえ。
なんか、セルのリレーでもこんな光景見た様な思い出もあるのですが、パチパチして焼損しちゃっています。多分左側の接点はほとんど接することができなく、ボタンを何回か押すと付くと言うところだったのだと思われます。発熱もするだろうし危ないところでした。
掃除してみても左の接点は完全にダメですね。
真鍮プレートに付いた接点は焼損し平になっちゃっていますねえ。
しかし、幸いなことにこの接点、プレートにカシメてあるだけなので外して付け替えることにしました。
裏側をドリルで揉んで接点を外しました。
穴はテーパーになっていますので、カシメればOKですね。
銅の端材を引っ張り出して旋盤作業。
まあ、銅は削れんですね。(笑)
余談。
実は、作業していたらモチベーションが上がってきたせいか、接点なら銀タンがいいんで無いの?となり作ってみたのですよ。
旋盤作業はカリカリと削れてOKなのですが、カシメられない。脆くてポンチもプレスでもグスっとなって割れちゃう。ロー付するかとも考えたのですがめげました。(笑)
で、ポンチでカシメたところ。
右の様に(多分)タングステンが付いていた方がチビないで良いのでしょうが・・・
銅でも、ホビーユースなら大丈夫かなあ?と言うところです。
どうですかねえ?
全バラした部品を並べて記念撮影。(笑)
小池電気製の起動押釦です。おそらくは1980年初期ぐらいのものだと思うのですが、バラしてみると機能的なところは修理可能という印象。
貧乏性の私的には今の部品交換品よりは好みですね。
ケーシングは黒ベーク。脆いですが油や熱にも強いしネジ部分には真鍮製のインサートが入っています。
シーソー式の押し釦部はベースがアルミダイキャスト、シーソーはスチールでカシメ部分も交換修理出来そうです。
ん?
修理の塩梅は、って?
スイッチのポチンも軽やかになっていい調子になりましたよ。
丸釦の周りにシリコン塗ったのが良かったのかも。(笑)
Posted at 2021/11/24 08:37:26 | |
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