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2021年12月15日 イイね!

再び、フライス ジブの調整

再び、フライス ジブの調整












何のこっちゃ?でありますが、フライスの精度を保っているテーブル等のスライド部にあるジブ(薄いくさびみたいなもの)の隙間調整をします。

写真は、ニーのジブを抜いちゃったところ。(やっちゃいましたよ)
アリ溝をガイドとしてニーが上下するわけなんですけど、この隙間が大きいとテーブルが動くわけで、差し込んだジブで適正に調整したいわけです。
これをX,Y,Z軸全てやる覚悟を決めたと言うところです。

何でかと言いますと、以前、ニーの前倒れを嫌ってジブを詰め、ご丁寧にもスライド面をドライコートなんてやらかしたものですから、ニーの動きが重かったのです。
しかも、下げがスムースじゃない状態。スティックスリップが起こるのですよ。
キサゲの溝がモリブデンで埋まっちゃって張り付くのか?、ジブが頑張ってるのか?やらかした感が有って、直したいと思っていたと言うところなんです。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

で、アリ溝の支えがないのでジャッキで頑張ってもらっています。
本当は、テーブルも外した方が安全なんでしょうけど・・・

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

ジブはキサゲされていますが、当たりの強い部分を少々再キサゲしておきました。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

ジブを戻し、片手でクランクハンドルを回せるぐらいに調整し、ニーのX方向のガタをダイヤルゲージでみてみました。片側で30ミクロンぐらい、全幅で0.06ぐらいの動きです。
で、これって良いのか?よくわからんのですよ。(1/1000のゲージは気分的に良くないですよ)

大御所、ブリッジポートのマニュアルを見ても「手で動かして少し抵抗感があるくらい」と言う説明で、私にとってはクランクを回すだけでもかなり抵抗感じちゃうのだけれどねえ・・・
なので、試行錯誤状態で足踏み中であります。(笑)

精度的には詰めた方が良いんでしょうけど、詰めすぎると機械の健康にとっては悪いだろうし、オイルフィルムの上を滑るくらいのクリアランスというところを見つける作業なんだろうなあと・・・・・
もっと言えば、このクリアランスって、ニーの倒れ(スピンドルに対してY(前後)方向の高さ変化)にも関係あるだろうし、上げ方向で寸法出すのと、下りでは倒れが逆になる感じだし・・・ロックハンドルを効かせばどうなるのか?
なんて機械の癖も理解できないと行かんのだろうなあと・・・・
(ここが着地点かなぁ?)


Posted at 2021/12/15 11:10:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | Machine and tools | クルマ
2021年12月14日 イイね!

クイルロックハンドル

クイルロックハンドル









昨日ご紹介したハンドルの大きなものがスピンドル部分のクイルロックとして使われています。
締め込みはネジヘッド部のスプラインをハンドルレバーで回して行い、ネジヘッドからハンドルをフリーに回す場合は、ハンドルを軸方向に引っ張ってスプライン嵌合を外して行う仕組みになています。
クイルのロックは、ハンドルを締め付けると左側の円筒ブロックがクイルを押さえつけて行います。

ついでにチェックしたのですが、これはネジがミリサイズになっとりました。どうもこの機械、インチとミリが混合しているみたいですよ。
Posted at 2021/12/14 20:47:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | Machine and tools | 日記
2021年12月14日 イイね!

ロックハンドル出来ました

ロックハンドル出来ました










でだ。
ロックハンドルのセレーションも切れたのでハンドルを作ることに・・・。
木工旋盤のようにスプーン状のバイトでオールドスクールカッティング。ハンドルを削り出します。(なぜか先端が軸より太いぞ? 笑)

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

出来たハンドルをボスに特盛溶接。ヤスリで仕上げて完成です。
まあ一見、元と同じに見えるかなあ?

このロックハンドル。
ネジのサイズが5/16。M8のハンドル部だけは国産に交換して使えますが、同じ形のものがあるか探しても国内では見つからなかった。(ので、自作したわけ)
さがしてみると、どうもこの形状、Bridgeportのフライスから来ている様ですよ。しかしネジのサイズが1/2”、ちょっと大きかった。
(5/15もあるけどネジ部が長い)
というところで、亜鉛製のハンドル、壊れたら順次作り直しかな?

Posted at 2021/12/14 09:33:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | Machine and tools | クルマ
2021年12月13日 イイね!

最後の熱処理とブローチ加工

最後の熱処理とブローチ加工










熱処理最後の焼き戻しをしました。
処理温度の狙いは180°前後、硬さの低下が少なく靭性がちょっと上がる温度と言われています。(温度は材料の炭素量によって違いますので、ま、テキトーです。)

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

炭素量が0.7%ぐらいの鋼材の焼き戻しチャートを参考にしました。

860°まで上げた炉は、中々温度が下がらず扉を半開きにして強制冷却(良いことなのかわかりません)で150°まで表示が下がったところで焼き戻しを始めました。
150°の表示でも炉が蓄熱していて扉を閉じると200°近くまで昇温してしまい、炉内の正確な温度がわからなかったので、スチールの端材も一緒に入れてテンパーカラー(マフラーの焼き色みたいな)で温度を見ることにしました。
本来的には一旦炉を冷却してから焼き戻し温度に上げ直した方が良いのでしょうが、セッカチなのでこんなやり方をしてしまいました。(笑)

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

テンパーカラーのサンプル図と最初の写真を比べてみますと・・・
黄土色ですから良い線じゃないっすかね?200°までは上がららなかった印象ですね。

で、出来上がったカッターを使って加工してみました。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

ワークに差し込み万力でグイッと締め上げますと・・・・

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

カットしたい段差部分が綺麗にカットされています。
カーターも痛みはありません。うまくいきました。(良かったなあ)

で、このやり方を使えば、バイクのブレーキアーム等セレーションが刻まれているパーツが作れるのではないかと連想しとります。(笑)
Posted at 2021/12/13 12:34:53 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2021年12月12日 イイね!

ブローチカッターを作る?

ブローチカッターを作る?









フライスの調整をしていたらテーブルをロックするクランプハンドルがポロリと折れちゃった。モノが亜鉛ダイキャストなので弱くポロリですよ。
で、同じハンドルを買うぐらいならアルミで作るべえと考えたわけです。
なので、作業が進まないワケ。(笑)

ハンドルの内側にはネジ締めのためにセレーションが有るので、これを削るためのカッター?を作ることにしました。セレーションのオスをカッターに改造したらグイッと押し切れる?なんて考えたわけです。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

しかし、材がナマクラなので浸炭すべえとまた仕事を増やし

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

炉を860°に上げ、仕込んだ容器を入れて昇温含めて30分加熱。チェリーレッドですよ。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

水で急冷。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

焼き入れ後の硬さをヤスリでチェック。削れませんのでHrC60ぐらいまでは上がっている様です。焼きは入った感じです。

Dr. Rick Roberts of Edelbrock

このままでは、脆いので焼き戻しをしたいと考えているのですが、炉の温度がなかなか冷えないので、続きは明日に・・・
Posted at 2021/12/12 21:15:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | Machine and tools | クルマ

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「ショックしょっくダンパー??? http://cvw.jp/b/469643/48622804/
何シテル?   08/27 17:38
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