車検整備で始めちゃったハブベアリング、グリス交換の続きです。
グリス交換のインタバルはどのくらいが良いのか?調べてみますとケータハムは12000マイル(約20000Km)でリパック、クリアランスのチェックをしてねというところ、今時の車ではリパックなんて習慣がないので注意が必要かと思います。(なんせ構造が60年代のままですからねえ 笑)
我がバーキン号は、歳の割には走行距離は少なくハブベアリングのグリス交換も2回目、インタバルは10000Kmぐらいです。使用したグリスは日産のリチュームグリスNo2です。
で、古いグリスの状態はどんなんか?
インナー側の状態。グリスがグレーになっとりますねえ。グリスの状態は乾いた感じはないのでもう少し頑張れるかとも思うのですが、見ちゃったからには、交換どきという感じですね。注目してもらいたいのは、アウターレース側が結構中の方まで変色しているところ、グリスはベアリングの回転につれて動いている様ですね。
ベアリングとオイルシールの様相。
インナー側のベアリングはオイルシールよりも外径が大きいのでオイルシールも外すひつ等が有ります。大きめの大きめのソケットレンチのコマを使ってシールの円周を内側から優しく叩いて外しました。
アウトサイド側の様相。
こちらはあまり負荷が掛からないのかしら?グリスの変色がすくないですね。
絶滅危惧的様相も感じられるハブベアリングのグリスリパック作業、どこまでリパックするのか?調べてみました。
いすゞの資料から持ってきたポンチ絵です。カーキ色の部分がグリス、結構パックしとりますねえ。古いグリスを綺麗にして詰め替える作業です。(ベチョベチョ作業)
上の写真の様にグリスの連れ周りがあるので、パックしておいた方が良さそうですね。
(セブンのマニアル本にもこんな説明があったような記憶 笑)
じゃ、ナットの締め付けはどのくらいなのか?
タイトに締め付けるわけではなく、ケーターに言わせるとガタなくフリーに回る感じという塩梅。グリスを馴染ませるためにナットを締め付けて数回ハブを回し、ナットを緩めてソケットレンチを手で締めるぐらいかなあ?というところにしました。
ちなみにプリロードを測ってみたらホイルボルトに秤を引っ掛け回り出すのが100g程度でありました。
最期に、ハブキャップにもグリスを詰めておきました。
そうそう、ハブキャップはドライバー等で無理やりコジリ外すのではなく、専用のプライヤーかスクレーパーを使って優しく外し、叩き込みも木片を当てて平に叩くと変形しないで良いと思います。
ご参考
大型車の作業ですが参考になると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=7Ty49A4ibDo
https://www.youtube.com/watch?v=fJFhYwOTFNM
Posted at 2022/02/17 11:40:36 | |
トラックバック(0) |
Seven DIY | クルマ