ライラックプロジェクトなかなか進んどりませんがね。
ちょっと思うところあり、温子知新?
何をって、ライラックが範としたドイツのビクトリア ベルグマイスターV35の油圧回路についてどうなっちょったのか?
特にカム周りどんなふうだったのか?疑問をずっと持っとったのです。
ライラックの初期V型エンジンは、ベルグマイスターの影響を結構受けていて、一体型のクランクケースとし、オイルラインもケースにドリリングしているのですが、カムタペットの潤滑はカム上部クランクケースに開けたオイル穴より各カムへオイルを滴下しています。
で、ちょとアレ?と思っていたのが後ろ側のカムシャフトベアリング。(シールタイプが使われています)
オイルラインがここまで来て、ベアリングを潤滑しているのですが、オイルはカムには廻らずにベアリングを通過しブロック上のラインに行っているのです。
アレ?と引っかかったのは、カム周りを潤滑するならカムに直接オイル回したらいいんでないの?(シールベアリングだし)というところ。
我がカムはハイカム化にあわせて作り替えたのですが、オリジナルはどうなっとったのか?疑問を持ち続けていたわけです。
ということで、ネットを徘徊することしばし。
YoutubeにV35エンジンの動画を載せている方を見つけ、カムにはオイル穴が開いていた事を発見しましたよ。
そうだよなあ。さすがはドイツと納得した次第。
https://www.youtube.com/watch?v=lNBYxjBlqGk
丸正もサンプルエンジンを見てどうすべえかと議論したと思うのですが、当時の判断基準のベースがちょっと低く、作りやすい構造(でもないと思うけど)に流れちゃったのかなあ?なんて思いましたよ。
しかしなんですねえ、多分プロの方だと思うのですがしっかりと説明できているようでスキルレベルは高そうですねえ。
Posted at 2022/11/25 14:58:12 | |
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