７Ｋアシストテスト（笑

今週もテストに行ってきました。

前回リアのアシストを６Ｋにして、アンダーでした。
アシストは、レートだけでなく密着荷重が重要です。
ロドスタのリアの場合、１輪当りおよそ２４０ｋｇの重さに対し、レバー比を掛けて、約３２０ｋｇの荷重
がバネに掛かります。

スイフトの５Ｋアシストの密着荷重は２１０ｋｇ（カタログ値）。
アイバッハ６Ｋ（アイバッハの名称はテンダースプリング）は２４５ｋｇ（カタログ値）。

６Ｋのほうが早めに密着から離れますので、２次レートへ以降するタイミングが早くなります。
そのため、アンダーになる、という現象になります。
意外と早めに離れるんですね、たぶんですが。

今回はアイバッハの７Ｋで、密着荷重は２８０ｋｇ。
試したかったのは、２次レートがどういう影響なのか、です。
そのため、筒とフランジを溶接したものを作製し、アシストに被せて、アシストスプリングが密着する
前に、アシストのストロークをストップさせ、１次レートになるように細工をしました。
（画像がないのでよく分かんないと思いますが。。。）

設定は、３０ｍｍでストップです。７Ｋなら２１０ｋｇで、５Ｋアシストと同じになります。
密着荷重を合わせて、２次レートのみの変化を確認します。


結果・・・５Ｋアシストと大差なしでした。
３１秒１でベスト更新ならず。

逆に密着荷重をもう少し少ないほうへのテストもしてみようと思います。
現在の密着荷重２１０ｋｇという設定は、１７８天狗がコーナーの姿勢からベストなタイミングだろうと
算出した数値です。
羽付けて、アンダーになったらやってみましょうかね。


パワーがあれば内輪のグリップの比較が出来たのですが、５Ｋでも内輪の空転がないので確認
出来ません。


というわけで、密着荷重の調整は重要、ということが分かりました。
パワーが出てきたら、２次レートでの変化も再度確認してみたいと思います。


ちなみに２次というのは密着が離れてる時のアシスト（５Ｋ）とメイン（１４Ｋ）の合算バネレート。
計算は、１／５＋１／１４＝１／Ｘ　となり、Ｘが２次レートです。
（スイフトに早見表があります）
５Ｋ＋１４Ｋでは、３．６８ｋｇ／ｍｍ。
７Ｋ＋１４Ｋでは、４．６７ｋｇ／ｍｍと約１Ｋ増えます。
この増えた分は、ダンパーを伸ばす力、スタビに逆らう力になります。

なので本当は、密着荷重が同じなら２次レートが大きい７Ｋのほうが若干オーバーになるはずなん
ですが、ほとんど差は感じませんでした。
フロントが１６Ｋなので、３．７Ｋ⇒４．７Ｋくらいでは分かんないのでしょうね。
市販されてるアシストは７Ｋまでなので・・・

こちらで１５Ｋとか２０Ｋとかもありますが・・・１７８天狗が買ってみると言ってました。

実際に現在の１Ｇ密着での使用法だと、１５Ｋではメイン合わせて１５ｍｍ程度しか２次レート領域が
なく、、、どうなの？って感じです（今は、です。）
１５Ｋアシストなら、２次レートは７．２４ｋｇ／ｍｍまで上がります。

一応検討では、アイバッハの１０Ｋ－８０ｍｍというバネをアシストとして使用すれば、２次レートの
最大は５．８３ｋｇ／ｍｍまで大きく出来ます。
この場合、メインのバネが１００ｍｍでないと、ロドスタのリアには収まりません。。。
なので、リアは１６Ｋ以上にレートアップの予定です。
フロントを１８Ｋ（１７．８６Ｋ）にする予定なので、もしかしたらリア１８Ｋも有り得ます。

現在Ｊｕｎｋｉｅ内で主流？の１４Ｋ１２Ｋ＋５Ｋアシストでは、コーナリング前半で、内輪のバネレートが
１４Ｋ３．５Ｋとなります。
これが１４Ｋ５Ｋとか、１４Ｋ７Ｋとかにできれば・・・・イメージ湧きますか？
外輪側へも影響しますので、メインのレートバランスも若干見直すことになると思いますが。

まだまだアシストスプリングの使い方の「ものさし」は未完成です。
売ってるものをそのまま使うだけでは、全然ダメなんです。



次回、リアロアアームボディ側４ヶ所のブッシュをピロにします。
０１Ｒに変えてから、コーナーで、リアの限界付近で変な滑り出し方をする（プルプルプルッて）ように
なり、もしかしたら、ということで、換えてみます。
さらなるキャンバー剛性のアップですね。（アッパーアームは別のやり方を考えてます）

その後、空力です。