2013年09月14日
爺さんは昔25年間サラリーマンとして写真の仕事やってました。
その時代の「笑えない」お話をつれづれに・・・
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フィルム現像機は一本一本現像するのではなく、「バームクーヘン」のように
50本くらいを繋ぎます。(赤外線で検査しながら)。
先端をベルトに引っ掛けて「現像~乾燥・巻き取り」まで自動で20分くらいでやります。
ところがこの世の中、完全なものは有りません。
現像機も然り。
フィルムの接続部が「何らかの原因」で剥がれちゃうことが一年に数回起きます。
そうすると・・・現像液に入ったままで停止したフィルムは(5本くらいか?)現像オーバーに
なって「真っ黒」。
結局「画像はなくなっちゃう」ことになります。
一応「フィルム」には「万が一の場合は代品にて・・・・・」とか書いてありますが・・・。
納得できないですよね~
そんでもって・・・
そういう事故になるフィルムに限って・・・取り返しのつかないものが写っている。
結婚式・新婚旅行・海外旅行(当時は大変なこと)
爺さんは技術畑だったので、その後処理は「営業」がやってくれていたので本当の苦労は分からないですが、大変だったと思っています。
「結婚式」やり直す・・なんてことも出来ないでしょうしね。
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バームクーヘンのように巻いたフィルムは「プリント後」一本一本「6コマ」ごとに「カット」します。
「フィルムカッター」といいますが・・・これが切るスピードが、速い!
一応「コマとコマ」の間の「隙間」を検出して「カット」するのですが、やっぱり一年に数度
「カットミス」といって、 「画面の中を切っちゃう」
こういうネガに限って結婚式
それも「ウエディングケーキ入刀」二人の真ん中から(><;
多分この新郎新婦は・・・(爆)
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お客さんの「注文袋」と「フィルム」には「チエックテープ」といって「4桁の番号と色分け」がしてあります。
当然最終的には「袋と・ネガ・写真」が合わさって発送される分けですが、ここでも
トラブルが・・・・「中身違い」
違う番号の袋に入れちゃう・・・。
こういうのに限って(笑えない)
「結婚式」と「葬式」。
「赤ちゃん誕生」と「葬式」の間違い。
本当に「ごめんなさい!」
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ま~楽しかった思い出もありましたよ。
「プリンター」というのは一つ一つ「暗室」の中に「機械」があります。
「印画紙」は長さ一本が240メーターくらいの「ロール」。
当然「焼き終わると」新たに「補給」します。
新人頃は「明るいところで練習」。
慣れたとすると先輩と一緒に暗室にして本番。
真っ暗なので完全に「手探り」状態。
私に教えてくれたのは年の差3つくらいの「お姉さん」
化粧だか香水の匂いがムンムンだったの覚えています。
もちろん、「何もございません」
何年後かには新人の女の子を教える立場に・・・。
もちろん、ご期待するようなことな「何も起こりません」
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そういえば・・女房は「新人」でした(汗、、、)
いまは全く、100%、限りなく・・、宇宙の果てまで・・面影はありません。
なので今は「何も起こっていません」(^^(爆)
Posted at 2013/09/14 10:24:29 | |
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