大山千枚田で稲作りをしていることは以前プログで書きました。
ここ
その時の感想を「あんご通信」という会員に配布している情報誌に掲載したいということで
原稿の依頼が来ていました。
締め切りは明日なのでたった今メールで送りましたので皆様にもお見せします。
普段不真面目なプログ・コメント内容からは想像がつかないほど
哲学的、叙情的な言葉使い
が出てきますが
これが爺の本当の姿です。
プログの世界は
「世を忍ぶ仮の姿」であることが分かったと思います(爆)
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棚田トラスト 田植を通して思うこと
棚田トラストとの出会い、それは全く予期せぬことでした。
還暦を過ぎそろそろ仕事にケジメをつけ若いころに考えていた何処か海に近い所に住んでみたいという思いから昔よく遊びに行った九十九里方面、内房方面を車で走り回っていたとき偶然見た「大山千枚田」の看板。引き寄せられるように山を登り「棚田倶楽部」へ。
仕事を引退したら農業もやってみたいと思っていたのでトラストの申し込み用紙を頂き応募しました。
東京生まれの東京育ち。水田は子供のころに見た風景しか残っていなかった。なので田植えはおろか、どのように稲が育つのかもイメージの世界でしかなかった。
今年の4月に富津市に引越しましたが、ここは一面水田の世界。
説明会前夜祭で聞いた「農作物は同じ場所に同じ種類のものを植えると連作障害が出てやがて収穫出来なくなる。
ただ一つだけ連作障害が起きないものがある、それは稲であり今まで千年以上続いている田んぼもある」
この言葉には感銘を受けました。
トラストでは5月3日に田植えが有りました。
生まれて初めて「足袋」を履き田植えに挑戦。こんなに広い水田に一日で終わるのかな?と不安の中「右足」から田んぼに入れる。「ずぶずぶずぶ・・・」永久に潜って行くような不思議な感覚・・・。
これって自分が母親の胎内に居た時の感覚かも・・・。
新しい生命を育む土壌は同じなのかも・・・。
千年以上前にどなたかが足を踏み入れた同じ田に自分も踏み入れる・・・
また何年、何十年、何百年後にも誰かが足を踏み入れるのだろう。
やがて一列に並び農家の方のご指導の下、苗を5本抜いて植えていく・・・。
農家の方はいとも簡単に出来ますが初心者にはなかなか難しい。
植える深さが浅いと浮いてくる。後ろを振り返ると「おばちゃん」が植えなおしてくれている。
「注意され、煽てられ」どんどん前進、気が付けばもう終了間際。
交代していただき写真を撮ることにしました。
他の田んぼに目をやるとまだ終わってないところも有り見に行くとなんと生後数ヶ月の赤ちゃんを背負って田植えしている女性が居ました。
そうか~昔は子供も多かった筈でこのようにして田植えしていたんだな~大変な苦労されて田植えしていたんだなと感慨深いものがありました。
家の回りの水田は「稲穂」が付いてきました。「稲穂」ってこうやって出来るのか・・と新しい発見を楽しんでいます。
大山千枚田の稲も稲穂が付いたかな・・と思い巡らしています。
最後になりましたがスタッフの皆様、農家の指導されてくださる方々
に厚く御礼申し上げます。
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次回は8月15日 「雑草取り」と「案山子作り」に行ってきます。
Posted at 2010/07/30 09:05:07 | |
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農業 | 日記