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フロント足を入れ替えた時、取り付け位置がずれたので、アライメントもズレた・・。

測定結果はトータルで6ミリくらいインになっていたので、タイロッドを左右180°程度縮めてトータル0にして完了。
ロードノイズも減って、コロコロ転がります

・・・
足をバラしたらアライメントは必ずズレる。という方がいますが、車高が同じであれば、
実際の所、同じ場所で組みつければ大丈夫です。


今回はズレました。
理由は、前回ドライブシャフトをディーラーで交換してもらった時、フロントの固定位置が自分の決める場所と違ったから。

いつも私がダンパーの最下部にある二本のボルトを固定する位置は、なるべくキャンバーがたくさん付く位置にしています。これはボルトを固定する時、ブレーキローターを下からジャッキアップした状態でボルトを固定するとそうなります。

こんな感じで遊びのあるボルトを毎回同じ位置になるように固定できれば、足をバラしてもアライメントは狂うことはありませんので、頻繁に足をバラす方は参考にしてください。

プリロードのセッティングは車もバイクも同じ。



バイクの場合は伸び切りが発生しやすいので、プリロード調整（じゃなくって　ストローク調整！笑　）は、バイクの挙動にかなり大きな変化をもたらすことになります。




で、バイクの足セッティングでもやはり、車のプリロードと同じで、よくある勘違いが見受けられます。

例
http://o-bikers.jp/modules/xwords/entry.php?entryID=1372


（プリロードをいくら掛けてもバネは固くなりません。バイク乗りでプリロードについて疑問のある方はとりあえずこれを全部読んで下さい。https://minkara.carview.co.jp/tag/2767376/）







結局、プリロードを掛けても初期の硬さは変わらないので、ストロークの話になるわけですが、
バイクの場合、1Gの荷重が車より小さいので、バネレートが低くても、伸びが足りなくなることが多いようですね・・。




因みに私の場合バイクに関しては大型も持ってますが、ペーパーライダー

寒いですねぇ～






さっき本屋さんでこちらの雑誌をパラパラとみましたが、内容がひどかったです。










特に足回り。

お察しの通り、車高調整の所ですよ・・・。



J-●INEって会社の●家って方が車高調のセッティングを指南する記事が50ページ辺りからあるのですが、そこで、

「プリロードを掛ければ掛けるほど、バネレートがどんどん上がりますから、乗り心地が硬くなります。」




みたいなことが・・・。　　









きたきた。










その場で破り捨てたくなりましたが、売り物ですので・・心の中で・・（笑）




・・・

　

　

　




　この雑誌に書いてあったかどうかまでは見なかったですが、よく見るのは以下のようなもの





車高調でプリロードを10ミリ掛けると、10ミリ車高が上がるのは、10ミリ分の反発力を与えたから。

つまり、5Kのバネに10ミリプリロードを掛けたら、50ｋg押し上げるので50kg分（10ミリ）車高が上がる。

上記の状態で、走行中にサスペンションが動く時、50kgの力が掛かるまで足が動き始めないから、ゴツゴツする。

？？












全部ウソです。









こんな雑誌は買わないでくだしあ（笑）














（いちいちうるさく書くのも馬鹿らしいし、お前コソコソとここで書いて楽しいのか？みたいなこと言われたことがありますが、こういうのを見て、ホンッッッットに困る人がいるので、そういう方が少しでも減ってくれればいいと思ってやっています・・・なんも知らんヤル気のないライターに電話したってダメだろうし、てかじゃまくさい（笑）。、私はわたしの場所で正しいことを書くのみ・・です　　）




それではみなさんステキな車高調ライフを（笑）

某掲示板で、「プリロードをかけるとバネがへたるおそれがある。」とメーカから言われた、という話題で、「いやそれは無いのでは。」と答えましたが、一言で言うと、私が間違っていました。m(_ _)m
みなさんどう思われますか～？



追記です～
「全長調整式の車高調で、出荷時のセッティングからプリロードを掛ける方向に調整した場合」ってのが抜けていました。。



答えは明日かきます・・まっててぇ

「プリロード0が理想かも知れないが、
それは縮みストロークが十分あっての話。
そして、単に伸びストロークがたくさんあれば実現できるだけ、って話でもある。」

と、以前どこかで書きましたが、それを絵にしてみました。

ここに2つのダンパーがあるとします。

赤線　総ストローク100ミリのダンパーで　プリロード３０ミリ
青線　総ストローク130ミリのダンパーで　プリロード０ミリ

例によってバンプラバーはみどりいろ30ミリです。




30ミリのプリロードで、1Gからの動きは硬くなるでしょうか？。いいえ
1Gになればどちらも全く同じ状態ですので。（これが重要）

上の赤に対して、下の青の足は伸びが３０ミリ長くなっただけの違い（伸びストロークがめいっぱいあるだけ）で、バネの動き出しは1Gからですので・・。

違うのは0.3Gから0G辺りの話。（要するに伸び切りの時）


（図：片側400kg。　1Gでばねは、どちらも80ミリ縮んだ状態からストローク。なので0Gのプリロードで足が固くなることはない、というのが理解できるはず。）



それと、プリロード0で組む利点は、伸び切って着地する時に硬さが出ないこと。
バネ交換、車高調整が楽なこと（ロアシート式車高調）
この2つくらいですかね。
通常の足で普通の道路なら伸び切りはほぼ起きないような車体設計になってますけど。

アフターパーツでサーキットに特化というような足になると、バネレートをあげていくので、必然的に伸び切りが発生しやすくなる。
当たり前ですが、バネレートを上げるほど伸びストロークは減る。（車重で縮まなくなるから）
そうするとコーナー出口でイン側が浮いて曲がらない、加速できない(FF)なんてことが発生しやすくなります。タイヤが浮く、または浮かないまでも荷重はゼロになってトラクションがゼロ。　リアが柔らかいというのもありますがｗ

なのでそういう時にアシストスプリングというものを使います。
アシストスプリングはヘルパースプリングと似たようなものですが、ヘルパーよりもバネレートがすこし高いものです。しかし1Gではヘルパーのように密着するようにして使用。コーナー出口などの特定の場面でメインが伸び切ってもアシストがある程度のレートで荷重をかけてくれるのでトラクションを稼ぐことができるというものです。
これがヘルパーのように柔らかすぎると荷重がかからすホイールスピンします。

ですのでヘルパースプリングは遊び防止の目的であり、全長調整ではない車高調に使用されるもで、全長式には不要です。

アシストスプリングは上記のような場面で使うためのものなので、全長調整式にも組み込まれて使用されます。





（たまに見る「ダブルスプリング」について。）

あと、アシストをつかって、1Gで密着「しない」ようにして使っている人もたまに見ますが、それはただ柔らかいだけのバネになるので、乗り心地はふわ～っと気持ちいいでしょうね。だったら柔らかいバネ使えば良いんですけど。。

それにプリロードを変えてもアシストの「密着荷重は不変」であり、セッティングがドツボにはまりやすいのでおすすめできません。

プリロードで密着荷重が変わると勘違いしている人がいますが、それは起きません。

柔らかい足にしてある程度のストロークは制限したいのなら柔らかいバネとバンプラバーでやれば良い。ストロークも自在に操れますから。それが市販車。