
(画像は拾いものです)
昨日、第42回全国都道府県対抗女子駅伝が、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間、42.195kmで行われ、宮城県が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たしました。この大会について、あくまで一観戦者のぼやきですが、綴りたいと思います。
優勝した宮城県の小海遥選手は、第一生命グループに所属しています。ふるさと選手としての登録ということですが、これは出場チーム(各都道府県陸上競技連盟)からの申請によるものなのでしょう。ワタシも陸上競技をやっていた関係で、ここら辺のことを少し分かったふりをして解説します。
陸上競技連盟(以下陸連)が主催したり関係したりする大会に出場するには、陸連に登録(年度毎)する必要があります。先の小海選手を例にすると、第一生命グループに所属しているということで、主戦場は東京都になると思われます。このような場合東京都の陸連に登録することが多いのですが、ふるさと(一般的には出身地)の陸連に登録することもあります。例えば日本選手権という大会に出る場合、登録した陸連の都道府県の予選から出場することになるというものです。
小海選手はもともと新潟県出身なので、昨年の同大会には新潟県として1走で出走し区間賞を取っています。今回は何故宮城で出たのか? 本人の意志かもしれませんが、宮城県が引っ張ったのでしょう。もちろん縁もゆかりもないところから出るのはヘンですが、小海選手は仙台育英高校を卒業しています。なので、ふるさと選手の登録陸連は関係ないようです。このような選手は毎年たくさんいます。「この前は違う県で出てた」ということをよく見聞きします。
さて本題の結果ですが、主要なランナーは9区(10km)や1区(6km)や2区(4km)に出ていたようです。中学生指定の区間(3区、8区)もあります。9区は岩谷産業の川村楓選手(京都府)が区間賞を取りました。あの新谷仁美選手(東京都)や小海選手を抑えての区間賞です。ここにピークを持ってきたということはないのでしょうが、調子が良かったのでしょう。
2区は予想通りNew Balanceの田中希実選手(兵庫県)が区間賞を取りました。話題のドルーリー 朱瑛里選手(岡山県)は区間5位と今一つの感じ。区間2位は積水化学の山本有真選手(愛知県)、好ランナーの九電工の林田美咲選手(熊本県)は区間8位と今一つでした。他の選手もそうですが、実業団の選手はクイーンズ駅伝にピークを設定していると思われます。なので、この大会はお祭りですね(笑)
1区は資生堂の五島莉乃選手(石川県)が独走の区間賞でした。犬HKの演出には反吐が出ますが、石川県の選手たちは大変な中お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。気になったのは積水化学の木村友香選手(東京都)です。明らかに怪我をしていますので、治療に専念して欲しいと思います。
リザルトを見ていると、1区も錚々たるメンバーが出ていますね。
実力のある選手でこの大会に出ていない選手としては、拓殖大学の不破聖衣来選手、資生堂の高島由香選手、JP日本郵政グループの廣中璃梨佳選手、同 鈴木亜由子選手、積水化学の佐藤沙也加選手、天満屋の前田穂南選手、エディオンの細田あい選手、ダイハツの加世田梨花選手あたりがいます。廣中璃梨佳選手が出なかったのは珍しいですが、多くは多分、大阪女子マラソンか名古屋ウィメンズマラソンを狙っているので、その調整を優先したのでしょうね。
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2024/01/15 15:07:42