プリメーラの車検で一週間代車のノートに乗って、改めてプリメーラに乗ってみると、その第一印象は
「乗り心地が柔らかい」
というものでした。タイヤがスタッドレス(しかもかなり劣化している)ということもあって、クルマの評価ではなくタイヤの評価になっているかもしれませんが、取り敢えずそんな印象でした。他車に乗らずにずっとプリメーラに乗っている(たまにプリウス乗る)と感覚が麻痺しているのでしょう。同じ日産車の20年の進化というか、変化を感じました。
改めてノートとプリメーラの諸元の比較です。
<日産ノートX>
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4045×1695×1520mm
ホイールベース:2580mm
車重:1220kg
エンジン:1.2リッター直3 DOHC 12バルブ
モーター:交流同期電動機
エンジン最高出力:82PS(60kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:103N・m(10.5kgf・m)/4800rpm
モーター最高出力:116PS(85kW)/2900-1万0341rpm
モーター最大トルク:280N・m(28.6kgf・m)/0-2900rpm
タイヤ:(前)185/60R16 86H/(後)185/60R16 86H(ブリヂストン・エコピアEP25)
<日産プリメーラワゴンW25X(CVT)>
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4675×1760×1480mm
ホイールベース:2680mm
車重:1400kg
エンジン:2.5リッター直4DOHC16バルブ
エンジン最高出力:170ps/5600rpm
エンジン最大トルク:25.0kgm/4000rpm
タイヤ:(前)205/60R16(後)205/60R16( Dunlop WINTER MAXX 01)
スタートダッシュは明らかにノートが優勢でしたが、これはモータのトルクvs車重が効いていると思います。プリメーラのトルクは4000rpmで最大の25.0kgf・mであるのに対して、ノートは低回転(ゼロ回転)から28.6kgf・mを発揮するので、印象の差は数値からも一目瞭然です。高速走行でもプリメーラが4000rpmになるという場面など滅多になく(リミッターが働く領域に近い)、法定速度では2000rpm前後という回転数です。常に全力が出せるノートに対して、実力の半分も出せていないプリメーラという図式です。マニュアルシフトで全力走行すると「なるほどプリメーラもパワフルね、でも燃費が心配」ということです。
乗っていて意外だったのは、プリメーラの走行時の感覚が「緩くてゆったり」ということです。ワゴンに乗り始める前に同じP12セダンを購入しているのですが、その試乗のときに感じた「シャープなハンドリング」という印象が薄れています。それだけノートのハンドリングがシャープだったということですが、どちらが良いかというより、どちらが好みかという差の領域です。ただ、ノートだと高速道路では少し神経質になるハンドリングに対してプリメーラは鈍感なので、長距離走行はプリメーラの方が楽かもしれません。
20年選手のプリメーラですが、年式の割には結構善戦しているという感じです。
Posted at 2024/02/26 23:05:43 | |
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