
今、ポリーニとベームのベートーベンの皇帝を聴いています。1979年の録音らしいので、ざっと40年前の演奏になります。
音楽は好きなので、自分の生活の一部になっていますが、音楽を聴くためのメディアは、時代とともに変わりましたね。1979年だと、まだほとんどLPレコードでした。その後CDが出て今も健在ですが、音楽を聴くためのメディアは、最近ではネット配信になっているんでしょうね。自分はついていけておらず、せいぜいCDを買う前の試聴にネットを使ったり、YouTubeを観たりする程度です。
ベートーベンの皇帝は色々なピアニストで聴きましたが、ケンプやバックハウスなんかになると1960年頃の演奏になって、音が少し劣っていました。でも、1979年当時からすると、そこから20年ぐらいしか前ではないんですよね。2019年の20年前って1999年なんですが、時間の感覚が変わっています。1979年当時からみた1960年は、はるか昔のような気がしていたと思うのですが、今現在から感じる1999年はつい最近のような気がします。唯一の言い訳は、1960年は私もまだ生まれていなかった、ということです。
で、最初のポリーニとベームのベートーベンの話ですが、最新の録音に比べても遜色ないぐらいリアルな音です。でも、当時は全盛で若々しかったポリーニも今はすでにおじいちゃんですし、ベームに至っては亡くなってかなりの時間が経っています。時間の経つのは早いですね。いきなりスケールが変わりますが、人間の文明なんて、地球の歴史からすればほんの一瞬なんですよね。人の人生だって、地球の歴史の何億分の一しかない訳ですから。
Posted at 2019/06/11 00:16:20 | |
トラックバック(0) |
ぼやき | 日記