
今日はいつもの乗馬クラブに行ってきました。晴れたり曇ったりで、晴れると日光が当たって暑いのが尚更暑くなりました。
と、ふと空を見ると、雲の間から漏れる光の筋が見えました。タイトル写真のような感じです。気が付く人は気が付くのですが、この「雲の間から漏れる光の筋」は平行ではありません。平行というのはユークリッド幾何学においてどこまでも交差しない直線の関係を意味します。平行でないのは当たり前なのですが、ほぼ平行に見えるはずなのです。というのは、太陽と地球の平均距離が1億4959万8000kmあると言われているからです。地球の直径は約1万2700kmと言われていますので、太陽との距離は地球の直径の1万倍以上あるということです。
例えば、地球をパチンコ玉の大きさ(11mm)とすると、太陽までの距離は約129.6mになるのです。これだけの距離と地球の大きさからすると、地球に届く太陽の光はほぼ平行に見えるはずです。実際はそうではありません。
2つの異なる位置の太陽の光をなぞったのが赤い線になります。右側は水平面に対して68度、左側は86度の角度があります。算数の問題にしますが、仮に2つの赤い線の地上における距離を10km(も無さそうだけど)とすると、
10[km]=A×cos68°-B×cos86°
("A"は68度側の太陽との距離、"B"は86度側の太陽との距離)
A×sin68°=B×sin86°
(AとBが同じではないというのもおかしな話ですが(笑)、一応算数と言うことで。)
これを解くと、cos68°は0.375、cos86°は0.08、sin68°は0.927、sin86°は0.998なので、
A=131.7[km]、B=122.4[km]となり、肝心の太陽との距離はなんと、122.1kmになります(笑)
中らずと雖も遠からずでしょう。地球から太陽は百キロちょっとの位置にあるようです。自分の目を信じましょう。国際宇宙ステーションは410kmぐらいのところにあるらしいですから、似たようなところにある、というより多分太陽の方が低いところにあるということです。本当かな? 小さな嘘は簡単に見破られるけど大きな嘘は見破られないを地で行っている感じですね。
Posted at 2024/08/10 21:38:13 | |
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