
僕はクルマが好きです。
なーんて、みんカラの人たちは皆そうでしょうけど(笑)
好きになった理由はなんでしょうね、思い出してみます。
最初に出会ったクルマは、記憶の中ではいすゞのフローリアンです。
当時は東京に住んでいて、実家のある北陸方面に家族で帰るとき、
父が知人から借用して乗っていました。1回限りですが。
1960年代だったので、自家用車の普及率はそれほどでもなく、
まして公共交通の便のよい東京では、自家用車は多くありませんでした。
で、そのフローリアンの何が良いか。
僕の家族全員が乗れる6人乗りだったということです。
子供のトラウマですが、
「クルマは6人乗りでないと」
という、意味もない観念が身に付きました(笑)
親父の仕事の関係か何かで「東京モーターショーガイドブック」
を持って帰りました。
当時の自分にとって、ものすごく面白くて、
くしゃくしゃになるほど読みふけっていました。
そのときも、
「クルマは6人乗りでないと」
と思いつつ、センチュリーやプレジデントや
クラウン、セドグロに思いを馳せながら、
あーでもない、こーでもないと夢を見ていました。
そのうち、一家が地方に引っ越し、生活にクルマが必要になり、
親父が選んだクルマは中古のスバル1000。
誰かの受け売りだと思いますが、
「FFだから直進性が良い」
「FFだから室内が広い」
「オールアルミのエンジンだ」
「もともと航空機のメーカーなので、エンジンの性能が良い」
などと言っていました。
近所で乗っているクルマは、多くがカローラやサニー。
それらに比べて、「なんか違う」と幼心に思いました。
何が違うかというと、コラムシフトと排気音です。
スバル独特の排気音は、近づくとすぐに分かりました。
つい最近、10年ぐらい前まで、レガシィも同じ音でした。
その後も親父はスバリストとなり、レオーネを2台乗り継ぎました。
今はもう免許を返上してしまいましたが、
最後に乗っていたのは、スバルではない軽でした。
自分がクルマに乗るようになってから、
学生時代は入手可能な安いやつということで、
中古でスプリンター、サニー、ブルUと乗り継ぎました。
別に日産党でもなかったのですが、
トヨタ車より安いということと、クルマはしっかりしているらしい
ということだけです。
ということで、
自分が本当に乗りたいクルマに乗ってきたかというと、
実はそうではなく、主として経済的な面で妥協をしてきました。
今もそうですが。
その中でも、衝動的に買ったFC3S RX-7は、
買う前は憧れでした。
試乗もせずに買って、運転してみてガッカリ(笑)
シフトフィールとエンジンフィールが良くありませんでした。
ハンドリングも、後輪にステア機能があって、何かちょっと変。
その代わり、恐ろしいほど速かったです。
当時は、まだカートで腕を磨く前だったので、
エンジンパワーに腕がついていかず、持て余していました。
P10プリメーラは、他に買いたいクルマが無かった消去法で選びましたが、
オーパはちょっと気に入って買いました。
でも、しばらくして飽きてしまいました。操縦性が理由です。
結局のところ、
「運転して楽しい」
ということが、自分のクルマ観では重要だったようです。
そういう意味で、今のP12プリメーラは、じわじわと
お気に入り度が上がってきています。
かなりイイ線いっていますね。
年甲斐もなく、P12プリに乗ることがが楽しくなっています。
人生50年というととっくに過ぎてしまいましたが、
残りの人生を考えると、これから所有して乗るクルマも限られます。
終の棲家ではありませんが、そろそろそんなことも考えています。
GS-Fに乗りたいな、なんてね(笑)
長文にお付き合い頂いてありがとうございます。
Posted at 2016/01/07 00:45:23 | |
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