コロナ感染拡大による緊急事態宣言が解除された5月、
そろそろどこか遠くへ行きたい!
と、久々の温泉ツアーを計画しました。
2月頭の新宿出張以来、千葉から一歩も出ていません。
狙いは7月23~26日の4連休、
行くぜ、東北。
しかし、皆さん考えている事は一緒。なかなか宿が空いていません。
そんななかで選んだのは、若女将から葉書が来ていた
白布温泉『西屋』

しかし気になるのはコロナの状況。7月に入り第2波とも言える状況となるも、何故かこの4連休から
”Go Toトラベルキャンペーン”が急遽前倒しでスタート。
そして
東京除外!で大騒ぎ。報道では地方の観光地の声として、東京だけ除外しても人が集まるのは不安だなんて声も。
千葉県でも感染者は拡大してますが、多くは千葉市周辺や東京寄りの都市部。
この時点で我が町の感染者は0人。隣村も感染者0。世間からもウィルスからも隔絶されたようなド田舎地域。それでも
「1都3県」で一括りにされ危険地域扱い。
ここは宿に問い合わせてみて、宿側が少しでも不安そうなら取り止めようかと。
若女将、
「東京や神奈川からもたくさんお客さんいらっしゃいますので、気にせずいらしてください~」
いやいや、 それはそれでこちらが不安なんですが・・・
まあ、感染防止対策をして久々の旅をすることにしました。
今回はALPINA B5Sで快適ドライブで行こうと数日前に車をチェックすると、
完全沈黙! バッテリーあがりです・・・(沈)

念入りに充電して東北へ向かいます。
今回のルートは東北~磐越道で猪苗代湖・桧原湖あたりから寄り道しながら山形に抜ける予定でしたが、東北道を走っていると
「東北中央道」? そんなのあったっけ?
ナビデータの古いB5Sには存在しなかった道が開通していたようです。
試しに東北中央道から行ってみると、東北道から分岐して米沢まで一気に。

急遽探して米沢ラーメンを食し、白布温泉へ向かいます。
白布温泉『西屋』さんに到着です。存在感のある茅葺の本館も健在。

この宿は湯量豊富なこの
湯滝風呂が魅力です。

かなりの勢いがあるこの湯滝に頭から暫く打たれ、小さな浴槽に浸かり、これを何度も繰り返すと妙にスッキリとした気分になります♪
2日目は東北中央道を更に北上。ツレの思い付きで肘折へ。
肘折温泉『亀屋旅館』で立寄り湯です。

肘折の蕎麦屋で昼食。独特な風味のお蕎麦でした。

この翌週、台風で温泉街横を流れる銅山川が氾濫し、肘折温泉には大きな被害がでたとの事。水害は他人事ではないので心配です。
2泊目の宿は
『須川高原温泉』
9年前、栗駒山中でALPINA B10がガス欠になった際、宿泊客でもないのにガソリンを分けてくれて乗り捨てた車まで送り届けてくれるという神対応をしてくれた宿。
それ以来、この宿の大ファンとなりました。

神対応だけが理由ではなく、温泉が抜群! 強酸性の乳緑色の湯が毎分6,000Lも自噴している夢のような地です。自粛で溜まった鬱憤を晴らすには最適な大露天風呂です。

内湯も広々~。

朝食前、この内湯で入浴中に標題のトラブル発生!そろそろ朝食の時間だからあがるかと洗い場に置いたタオルを取ろうと少し前かがみになった瞬間。
ピキーーーン (ホントにこんな音がした気がしました)
腰痛持ちの方なら経験があるのではないでしょうか?その場で崩れ落ちるような感じではないですが、確実にやってしまった予兆のような感覚。
腰に違和感を感じつつも普通に歩いて朝食を済ませますが、徐々に悪化。
チェックアウト時にはまともに歩けない状況に・・・
温泉ツアー最終日なのであとは帰るだけですが、もはや寄り道もせず真っ直ぐ帰宅する事にしました。新たな発見ですがB5Sのシートは腰痛に優しい。
ポジションが低いので乗り降りは大変ですが、長時間走行で腰痛を忘れる程です。
翌26日は立ち上がるのも困難な状況。日曜日でも営業している整体を探して受診。
重度のギックリ腰との事。30年以上の腰痛人生でも最悪の状態。(涙)
それでも仕事は休めません。水曜日には重量物を運ぶ配達業務があったのですが、どう考えても無理。運転だけして、何とか確保した女性サポートを同乗。
いつも30~40kgの荷物を抱えて小走りで来るデカイおっさんが、荷物を女性に持たせて杖ついてヨタヨタ歩いてくると顧客も怪訝な表情。
「いやぁ~、ギックリ腰やっちゃいまして・・・」と説明すると、
「ギックリ?あはは お大事にね、わははははは・・・」
100%笑われるのは何でだろう?ギックリだから?私だから???
そんな感じで苦しみながら配達してると、第2のトラブル発生!
優先道路を直進中、交差する細い道に軽自動車が停止しているのを確認。ちゃんとコチラを見てると思い通過しようとすると、通り過ぎる瞬間に狙いすました特攻機のように突っ込んできた!(怒)

こういう時ってアドレナリンみたいのが湧き出して痛みを忘れるんでしょうか?
杖も持たずに飛び出て怒鳴り散らしてました。(苦笑)
相手は中国人のおばはん、やっちまったか?と思うも日本人の旦那もすぐ駆け付けてきて保険もしっかり入っているようで、少し落ち着いてくると腰痛に気付く。
警察対応やスペアタイヤ交換も女性スタッフに任せて道端に蹲る有様。
ポンコツ中古なら直してくれればいいかと思えるが、新車で購入したコイツは悲しい。
その夜から腰痛が更に悪化。これは事故のせい?と思うも人身事故にするのもどうかと我慢していましたが、保険屋からの連絡時にチラっと言ってみると、なんと相手の中国人おばはんも通院しているとな!
それなら遠慮することもない。整形外科に通院となりました。しかし、腰痛で整形外科通っても痛み止めの注射、牽引、電気マッサージ・・・全然治らん!
結局それから2か月程腰痛を引きずることになりました。
次の温泉ツアーは9月の4連休、20~22日の2泊3日で栃木へ。
腰痛もだいぶ良くなり杖無しで歩けるようになり、最後の療養の予定です。
1泊目は、
湯西川温泉『上屋敷 平の高房』

露天風呂が複数あり、館内湯巡りを楽しみます。
2日目は塩原に移動。宿に入るには早すぎるので別のお気に入りの湯宿で立寄り湯♪
たった5部屋の民宿のような小さな宿、
塩原温泉『やまなみ荘』です。

小規模宿に不似合いな大き目の湯舟に、湧出量180L/分とは信じられないようなドバドバ源泉投入。贅沢な気分で独泉してきました~♪
私は
『源泉掛け流し原理主義者』ではないですが、やはり今回訪れた『西屋』や『やまなみ荘』のように無駄とも思える程の源泉投入は贅沢な一時を過ごせますね。
最近やたら気安く
『源泉掛け流し』を謳う温泉が多いですが、源泉投入口と思われる湯口からはほとんど流さず、浴槽の底の吸入口から湯を吸い込み、別の穴から何やら湯が噴出している、そんなトコも多い。
まあ、専門家でも
『源泉掛け流し』の定義はマチマチのようなので細かい事言っても仕方ないですかね。
何も足さない、何も引かない、ただ源泉を注ぎ、溢れ流れ去っていく。
そんな温泉は贅沢だなと、こんな湯に浸かっていると感じます。
のんびりしてもやたら早く2泊目の宿に到着してしまいました。
塩原塩の湯温泉『明賀屋本館』 に初宿泊です。
聞くとチェックインは14時(ちょうど直前に到着)でまだ誰もお客さんは来ていない、立寄り湯も現在休止しているとの事。ならば名物川岸露天風呂を独泉できる!
とドタバタと例の長い木の階段を駆け降り、ドボン♪

う~ん、気分爽快♪ この良い雰囲気の川岸露天風呂を長時間独泉。

内湯には震災後に湧出した黒湯もありました。
この2つの温泉ツアーで感じたのですが、各湯宿とも客層がだいぶ変わった?
これはGo Toトラベルキャンペーンの影響なのか?家族連れが多いのは感じましたが、皆さんあまり何度も温泉に浸からないのかな?
今回紹介した宿では浴室で他人とご一緒したのは『須川高原温泉』のみ。それも1~2人ですぐ独泉に。それ以外は何度入浴してもお独り様。
どこも満室のはずなんですが、なんか得した気分でした~♪
フォトギャラリー
白布温泉『西屋』
『須川高原温泉』
湯西川温泉『平の高房』
塩原塩の湯温泉『明賀屋本館』