久々映画評！闇金ウシジマくん　

もう8月も終わりです。
本日は夏風邪で倒れました。　昨日の行動になります。
早速２５日公開の「闇金ウシジマくん」を見に行きました。

平日ですので空いてますね。　２０日過ぎると小学生から高校生まで今は新学期なのですね。　可哀想に。

闇金ウシジマくんは、映画化前にテレビ番組で放送されてます。　３０分９回。　
闇金がテーマであるため、サラ金がスポンサーのテレビ局は提案の時点から拒否されていた。（監督談）
唯一受け入れたのはＭＢＳ毎日放送だった。　　ＴＢＳ系ということになりますが、ＭＢＳは実験的にチャレンジする傾向あります。　それほど数字が取れないと分かっていても…です。　自分は原作の巨漢でいかつい体型よりもテレビ・映画版の山田孝之氏のウシジマが好きです。　よって原作は読まない。　背景を加工もなくトレースしている作画も気に入らない。　大御所漫画家がそれを指摘している意味が判った。　トレースは皆やってる。　でも自分の作画になる様に手を加えてるってこと。　加えないもしくは、加え足りないと写真そのままだからだ。　
　
「池袋ウェストゲートパーク 」主演：長瀬智也を製作したくらいだから、良くも悪くもドラマはＴＢＳ系ですか。　あのドラマはしばらくは再放送されません。ヤクザ役に本当にヤクザとズブズブだったバブルガムブラザーズの「コーン」（ブラザーではないからブラザーコーンと呼ばない。）がそのまんま出演している。　ああやって元マネージャーを脅かしていたのかｗ　　放送できませんｗ　レンタルでお願いします。　でもいいよ。　当時新人だった役者が主役を張る位置まで成長してますから。
　
【テレビ版を見てから映画を見ての感想】

不完全燃焼です。　物足りなさを感じる。　
キャストは最高問題ない。　主役の山田孝之氏、大島優子、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、片瀬奈那など周囲を固める脇役も不満なし。

映画版は、テレビ版と比較して、闇金度数が落ちます。　バイオレンス度（暴力）が上がる。　闇金を知りたいと思っている方には物足りなくなる。　（テレビ版が必然的に良いという評価になる。）

テレビ版は各々の話が並行するようにストーリーが各回放送されていた。（それぞれの案件がまたがるってこと。）　

映画版ではイベントサークルの代表・小川純（林遣都）が大型イベントを成功させて、セレブの仲間入りをしようと苦闘する話を中心にストーリーは展開してゆくのだが、バイオレンス度が高いがために、闇金度が低いと感じて物足りないと思うようになる。　もう少し金融の専門的な場面を仕込んで欲しかったんです。

自分の物差しでは上映中に時計を気にしたらアウト！　それは全くなかったので先が見えないストーリーにハマってました。　（原作本は非売品のモノを見た程度です。）そういう意味では良かったと思います。

映画ではイベントサークルとその代表・小川純と彼の取り巻く連中を描かれているが、彼らがした犯罪は間違いなく１０年ほど前に早稲田大学で実在していた「スーパーフリー」を参考にしている。　　「スーパーフリー」の和田真一郎（現在収監中）は大学にわざと留年して在学し、学生を使ってイベントを開き、代表としても有名人だった。そっくりです。　逮捕時２８歳で早稲田大学２年生だった。　ウィキは参考になりません。　もっと複雑です。　　彼の発していた言葉を自分の笑いに使った芸人がいたね。　今は干されてるけど忘れない。　自分のことのように使っているけど間違いなく彼から拾ってる。
和田さんって言ってるけど、日本人じゃないから。　当時も彼の出自は放送されない。　日本で起こった凶悪犯罪はその筋ばかり。　日本人だと卒業名簿から同級生が取材を受けるなど無実であってもプライバシーは明らかにされる。

映画は個人的には物足りない。　でも見て悪くはないと思う。　エンターテインメントとしては、素直に「アベンジャーズ」や「るろうに剣心」だと思う。　　俳優：山田孝之氏の評価は自分の中では高くなってます。　ＴＢＳの「Ａ・ＳＴＵＤＩＯ」に出演した山田氏のコメントから好きな俳優の一人になりました。　この映画の次はないってことなんだな。　　



こちらはテレビ版予告編。