
この映画
「かぞくのくに」についてはタイミングを図っていたので、伸びてしまった。
ほぼ全国で上映されておりました。
原作:ヤン ヨンヒ 「兄~かぞくのくに」
ヤンヨンヒ監督は在日コリアン2世、父親は朝鮮総連幹部(故人)3人の兄はまだ、南より北が豊かだと思われていた70年代の帰国事業で、朝鮮総連を通じて北朝鮮に帰国。
自由に会うことも叶わず、父親の北に対する思想に疑問を持ち、北に兄達を送ってしまったこと後悔しているのではないかと問いただすが、そのたびにはぐらかされる。
自身の実体験を基に作品を制作している。 それは欧州・欧米において評価が高い。 日本においてはまずは取り上げてもくれない。 映画専門誌とAMラジオのニッポン放送だけだ。 2012年アカデミー賞の外国語部門の日本代表作品ですよ。
映画
「ディア・ピョンヤン」を制作。
10年もの撮影を敢行。 何度も父親に対して問いただすが、映画上において、
総連幹部でもあった父親(故人)が北に送ってしまった兄達をどう思うのか?に対する答えが北を怒らせてしまい、総連を通じて、2005年以降北朝鮮には入国禁止となる。(他諸外国は問題なく入国できます。) その後は
「愛しきソナ」を制作発表している。
「ディアピョンヤン」米国版予告編 日本版より米国版が判り易い。
【今回の映画「かぞくのくに」ざっくりとストーリー】
リエ(安藤サクラ)は兄と離れ離れとなり、兄は結婚それぞれの家庭を持つようになった。 25年の歳月を過ぎて、兄ソンホ(井浦新)が脳に腫瘍ができたため、治療のため3ヶ月の限定で日本に帰国した。 実際には存在はしなかったが映画を盛り上げる上で、監視役を務めるヤン(ヤン・イクチュン)が常に行動・発言を監視している。 北にいる兄を想い、前作よりも北朝鮮への批判も入っている。
ヤンさんは
ニッポン放送の「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」9月16日放送にてゲスト出演されている。
その時の番組はニッポン放送の
ポッドキャスティングか
Raditalにて聴くことができる
。(Raditalが簡単でお奨め) 他にもニッポン放送のみ数本出演している。
ヤンさんは反日的な発言はなく、北に兄がいるからと言って北の現状を黙っていることに対して、これ以上黙っていても変わらないことから北の状況を様々な情報ルートから入手して話している。 事務所はワハハ本舗所属。 ラジオでの発言は興味深い。 帰国事業では純粋に北の人は中国に移り住んでいる。韓国系アメリカ人の多くは北からの移民が多く含まれている。 それもこれも国が貧しいから。
朝鮮総連を含めた北への物資・金品の仕送りは、北での生活が軍人であっても貧しくて生活できないからだと。 外車で送迎される子供がいる一方で、靴も履くことのない子供もいる。 そんな話ばかりしていたら入国禁止になるのも分かる。
鶴瓶氏も「鶴瓶の家族に乾杯・北朝鮮版」として北に行ってみたいと(笑)
前作の「ディア・ピョンヤン」を見てからの方がより深く映画にハマれる。
DVD化はされてますが、レンタルの方があまり置かれていないのが残念。
ブログ一覧 |
音楽・芸能 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2012/10/13 23:30:58