めぞん一刻キャラクター考察 音無響子（備忘録）　

Twitter見ていても再びハマって見ている人は多いようで、リアル世代には懐かしく、若い世代にも問題なく受け入れられているようです。　

音無響子さんの第１回目は描き方が違いますね。　イメージが夏目雅子さんでしたので、なるほどと思ったわけで。　

リアルに見ていた時には気が付かなかったことが、うんと大人になると見えて来る女性像というのは「めぞん一刻」にはありますね。　

アニメ版しか見ていない人には年上の優しい女性のイメージでしかないのだと思います。　しかし、原作を読んでいた世代としては、アニメ版のそれは随分と甘い表現にしているか、カットされています。　　これも色々と事情があったとは思いますが、原作ファンがアニメ版を嫌うように、アニメファンが実写版を嫌う事情がありますから、これもおいおい・・・・。

一度怒りだすと原作においてはストレートに態度に表します。


（四谷さんが）五代君は管理人さんをオナペットにしているー！と叫んでも動じない寛容さというか？



こずえちゃんが部屋を出入りすることで嫉妬するのです。　付き合ってませんけどｗ　


こずえちゃんから貰ったセーターを着ていたことで大喧嘩をします。そのおかげで骨折してしまうのですが・・・　直ぐにヤキモチは再発してましたｗ　これも勘違いですが、アニメ版ではそのシーンはカットされてます。

怒るとモノを投げる！原作で缶詰を五代君に投げたことがありましたが、アニメにおいては、当たったシーンはカットされてます。


五代君が好きなはずなのに、三鷹さんにもマフラーが！というか最後まで響子さんは、三鷹さんのアプローチを知りながら、ズルズルと関係を続けるある種ズルい女なのです。　


五代君に付いていたキスマークに嫉妬して噛みつく。　いや、付き合ってもいないし何なんだｗ　大喧嘩したりする関係が一切ないのが三鷹さんなわけで、三鷹さんに対しては嫉妬と言うのはないのです。　


実家に帰ると人は本当の素の部分が出ると思います。　家庭と社会では見せる顔が違うのです。　母親である律子さんの気が強い性格を響子さんは受け継いでおりますので、口の利き方が荒くなります。　


ある種グータラになるというのは仕方がないのかもしれません。　社会に出ると「外面がいい」人みたいなものでしょうね。　


教育実習生として女子高へ八神と五代君が一緒に行くことに嫉妬します。　アニメ版ではこのシーンはカットです。いまだ謎な改変です。　竹ぼうきくらい折ったっていいじゃないかよ！　

八神にはしっかりと見抜かれているわけで、最終的には二人の不甲斐なさに応援する形で五代から離れていくのですが、これもアニメ版では違うんですね。


この頃、五代君と付き合うようになっているのですが、保母さんの試験の合格発表を旧都庁へ見に行く＆坂本やキャバレーでお祝いが続いて、かまってもらえないと怒るというめんどくさい女になっていますｗ　

一刻館の中で一緒にいるから付き合う必要がないとも言えますが、「二人の関係に確かなものがない」ということで、この話はすれ違い、行き違い、勘違いとキャラクターが生み出す横槍が入ることで成り立っております。　


朱美さんのこのシーンが好きな人は多いですね。　


ラストになると描き方にも力が入っており、変化が判ります。
もっと原作に並みに感情を表に出す方が良かったのではないかと思ってますけどね。　アニメ版の音無響子は穏やかなんですね。　シティハンターが声優そのままで２０年ぶりに映画で戻って来たように、名探偵コナンが変わらず２０年続いている様に、イニシャルＤが今の技術で三部作を作ったように、原作の様に作り直すのもありだと思います。　　高橋先生が描く女の性格のいやらしさは原作でないと判りませんからね。