「めぞん一刻」好きだから・好きなのに・好きな女（備忘録）その３９

いよいよクライマックスです。　何も考えなければアニメでも十分楽しめます。

原作はその台詞に意味があるのですが、アニメは台詞そのままシーンを変えたので、印象に残りにくいです。　夜７時台には厳しかったか？と言えば仕方ないですね。　今なら深夜枠で放送すればほぼ原作通りなんだろうと思いますね。　

今までアニメしか知らなかった人達からしたら、原作の描写は驚きらしいですが、スピリッツは青年誌ですからこれぐらいは普通なんですけどね。

原作：第１５０話「好きだから…」、第１５１話「好きなのに…」、第１５２話「本当のこと」
アニメ：第９２話「こずえちゃん結婚！五代の愛は永遠に？！」
１９８６年１０月

相変らずこの二人は自分の気持ちを伝えないまま、恋愛関係になってますが、付き合ってません。一刻館に同居しているから所謂デートが必要がないのかもしれませんが、それでいて嫉妬したり、思い込みで喧嘩したりと周囲は呆れるばかりです。　　　

こずえちゃんから二人がラブホから出て来た話を聞いて、茶々丸に立ち寄りました。

説明が足りない話を信じて切れてしまいます。

五代君が本気で殴るわけもなく、手を当てたのでした。　

店を飛び出そうとするも、朱美さんに止められます。

コートを忘れて飛び出した響子さんを五代君は追いかけます。　

光が当たっていない時の色の変化をきちんと表現している。　

五代：だから今までのことは、全部誤解だし、話せばわかることなのに…響子さん、全然僕を信用してくれてないから。

響子：あらっ、あたしが悪いって言うんですか。

五代：そんな、ただ…響子さん、肝心なことを忘れてますよ。

響子：肝心て…なんですかそれ。

五代：だ、だから…おれの、気持ちです…

響子：……

五代：初めて会った時からずっと…今も、これからも…だ、だから…この気持ちを信じてもらえなけりゃ…

響子：……　……

響子：ず、ずるいわ。だって…今そんなこと言われちゃ、なんかごまかされてるみたいで…

五代：そんな、じゃあ、おれどうすればいいんです！

響子：だって、そんなこと言ったって！　それじゃどうして他の女の人と！

五代：おれ複数の女に手を出すほど要領よくないですよ！

響子：だって！

五代：わかりませんか？ぼくは、

第１５１話「好きなのに…」　アニメ：第９２話「こずえちゃん結婚!！五代の愛は永遠に？！」

ラブホへＧＯですｗ　

こんな時に惣一郎さんなんて出すから・・・。まさかまさかです。

五代君に近寄る女の影がなくなると、今度は響子さん自身の気持ちの問題にぶつかります。

この漫画は未亡人が恋愛するんですよ。そこですから！

五代君の告白を受け、部屋に戻り呟きます。　「もっと素直になりたいのに。もっと素直に…」　

鏡に映った響子さんの演出はアニメオリジナルです。凝った演出してる。五代君が告白するまでにアニメ９２話、原作１５１話までかかってます。　これで恋愛漫画が成立してましたから。　

原作では飯岡店長に２時間だけ時間を貰いましたが、しっかり見抜かれてましたね。

原作：第１５２話「本当のこと」　アニメ：第９２話「こずえちゃん結婚!！五代の愛は永遠に？！」

キャバレーにこずえちゃんが現れました。　原作では二階堂君、アニメではまさかの四谷さんが朱美さんとホテルに出て来た誤解を解いたのでした。　四谷さんがあっさり誤解を解くというのは？ですけどね。　

原作は五代君は就職浪人して、こずえちゃんは社会人です。そうしている間に本当に付き合う相手が現れたわけで、五代君とは５年間何もなかったまま付き合っていたというのも凄いですけどね。

こずえちゃんは結婚、五代君は好きな女がいることで、「おあいこ」と言って嫌いにならずに別れることができたのでした。

五代君の好きな女を聞くのを止めて別れたのでした。

最後までこずえちゃんはいい娘でしたね。

「俺の好きな人は、ヤキモチ焼きで、早とちりで、泣いたり怒ったりだけど…その人が笑うと、俺、最高に幸せなんだ」

１日で響子さんと大喧嘩、結ばれ損ねる、こずえちゃんと別れるまで話が進んだのでした。

次はアニメ：第９３話「春の予感? ふたりの心は熱いトキメキ！！」なのですが、原作５話分を３０分に収めてます。　カットしたシーンは当然ありますけどね。終盤はだから話の展開が早く感じます。　なかなか終われないｗ