
先日皆さんご存知の通り、岐阜のゼロスポーツは破産いたしました。
その後買収に名乗りを上げる企業が出てきているようですが、その中でも「NEXTAGE」(ネクステージ)というスバル車専門の中古車販売店が名乗りを上げて来ています。
地元にいてこの会社を知っているだけにどうもこの会社は好きにはなれません。
・中古車の仕入れはほぼ100%オークション仕入れ。
・事故歴のある車、メーター巻き戻し車を販売しているし、事実それはディーラーで発覚している。
・富士重工の正規ディーラーと誤解される(事実そう思って買っている人が多い)要素がある。
・業界内でもどういう会社なのか理解されていない。
・営業、メカニック共々やたら若い。(うがった見方をすれば、無知で従順な人を入れているとも言える。)
メーター巻き戻し車については、薄利多売なのか同じ正規スバルディーラーでメンテナンスに来た時に度々発覚してます。 車体番号からメンテナンス履歴が出ますからね。
ネクステージがスバルの正規ディーラーだと誤認して購入されている人も多いです。
ゼロスポーツとは取引関係にありますが、正直言ってEV事業を理解して継続できるようにやれるのかというと、中古車屋がそれを理解するのは難しい。
ゼロスポーツのブランドだけ取っておいて、EV事業は他所へ売却ということもありえます。
かつて、日テレの「マネーの虎」でも有名になった、オートトレーディング ルフト ジャパン の社長 南原竜樹氏の著書などでもあきらかになりましたが、 自分の会社を有名自動車買取店○○バーにほぼ買収されることが決定になりましたが、結局は事業継続の話などはなく、会社の看板だけが欲しいということが判り、買収話を断った話を思い出されます。
売り上げ重視の中古車販売店に技術を売る会社を理解できるのかという疑問が出て仕方ありません。
確かにこの会社は商売上手だから車を売ることに関しては、ディーラーも見習う要素は多々あると思いますが、知ってるだけにどうも胡散臭くて。
どうも中古車業界を知らない人にはこの状況を歓迎しているようですが、ちょっと首が閉まるとあっという間に倒産しますし、大きな会社になるほど大きく稼がないと会社が回らないのは自動車ディーラーなどの営業経験者なら分かるでしょう。 この会社がまだ小さい頃を知っているだけに怖いですね。
良かった良かったと浮かれているお話ではないですよ。
さらに追加情報。 金融機関にお勤めなら分かるでしょう。 取引銀行が10個もある様な会社なんて初めて見ましたよ。 普通は3つですね。 恐らくメインバンクは東京三菱UFJでしょう。 メインバンクがお金を貸さないから他所の銀行、信用金庫へ金策へかけずり回るのです。 当然貸してる方も、メインが貸さないから来たことは知ってるわけで、だから少ししか貸さない。 よって10もの金融機関から借りている。 毎月の支払いもあるでしょうし、こんな会社初めてです。
両親は揃って銀行員ですので、「はっきり言ってありえない会社。恐らく今ある店舗も自社物件ではなく、借り物だから資産はほとんどないだろうとのこと。」 「自分のところが貸していたら融資担当外すな。」とまで申しております。
「こんなところが会社を救いたい?バカ言うな。」それが銀行の答えです。
※写真はスバル ヴィヴィオ RX-Rのテレカです。
※文章補足追加いたしました。
※補足修正いたしました。
Posted at 2011/03/03 10:13:09 | |
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