
前回の前述でも登場した、自然エネルギー促進NPO団体
「ISEP環境エネルギー政策研究所」の代表 飯田哲也氏が、菅首相の浜岡原発停止命令後、主に関東のメディアに登場、地元中日新聞にも名前が上がっております。
民主党反原発派の広告的役割全開です。しかし出演が増えるほど疑問続出です。
反原発の民主議員御用達NPO団体であり、一部の他の政党員もこの団体のセミナーに参加しております。 相変わらず都合のいい話しか聞こえてきません。 肝心な所の説明が一切なされない一方的な主張には反原発派の思惑が見え隠れします。
自分は原発は、新たなエネルギーが確保されるまでは必要悪なものだと認識しておりますので、ないに越したことはないという考えです。
先日5月13日放送、FM J-WAVE 「JAM THE WORLD」にて出演した時の話で出た「揚水発電」に関する発言と疑問点。
※日本全国の原子力発電を全て止めても問題ないと発言を前回したところ、各所から批判が出たのかトーンダウンしているのが印象的です。 プレスリリースの資料が3,4枚程度だったりして、この手のマスコミ向け資料は30ページぐらいあるのが普通なのですが。
・原発は10%削減。 2050年には全廃すると。(どこの原発を削減するかの説明がない。)
・放送時点での原発稼働率は50.9%である。
・揚水発電は足りない電力を補うためのピークカットのために使用する。
・揚水発電を稼働するためには火力発電を必要とする。(原子力発電にも補助発電として設置されている所もあります。)
・水又は海水をポンプでくみ上げ、溜めて置くため、通常のダムによる発電と揚水発電の2つのダムを実質使用するために環境に負荷をかける。(さらりと環境に影響すると言いました。)
・揚水発電は連続して何時間稼働できるのかを一切説明しない。(溜め池の容量にもよるが5~10時間が限度だと思われる。)
・揚水発電の発電能力は、火力を1.0とすると、1.1~1.2程度である。
・夏場のピーク電力は5380万kwであり、政府発表のピーク電力は6000万kwであるから余裕があるため火力発電で補えるため問題ない。(東京電力は約5500万kwと発表している。 政府は東電に500万kw上乗せして発表している。 (この飯田氏の話し方は、ピーク電力と昨年度実績との差を楽観的に捉え過ぎている。番組中のツイッターも同様の意見が多発!!)
・火力発電、揚水発電を稼働させた時の、経済的コスト増はどのくらいになるのか一切の説明がない。
・番組で意見を募集しているにもかかわらず、疑問を取り上げ答える様な番組構成ではない。あくまで一方的な主張で終わっている。
この飯田氏の発言にはやはり疑問点は番組中のツイッターでも続出。
声高に原発なくても大丈夫と発言してきたことがトーンダウンした上で、揚水発電の欠点も明らかに。
この人の最大の問題点は、夏場のピーク電力の余力部分を楽観的に捉え過ぎた発言をしていること。
データはあくまで震災以前のデータを元にしていることから、突っ込みどころ満載です。
少しは自らが独自に調べた、入手したデータで喋ることは出来ないのでしょうか?
で?番組予告にもある通り、「揚水発電」はどこまで頼っていいものなのでしょうか?
全く答えてませんよ。
5月17日20:20~ FM J-WAVEにてまたゲスト出演。 今後も主演予定あり。 FM局で同じゲストが頻繁に出演することは極めて稀です。 また断片的で、素人でも思う疑問にも答えないつもりなのだろうか?
※何か間違っているところがございましたら教えてください。訂正または削除いたします。
※5月17日20:20~ FM J-WAVE 浜岡原発停止の影響をテーマに出演予定でしたが、突如内容変更出演はなくなりました。 一方的な主張の放送は各所から批判があったため放送局側からの自主規制をかけたと思われます。
Posted at 2011/05/15 13:42:19 | |
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