
全国上映ですが、岐阜県瑞浪市のローカル映画です。 東鉄バスが出て来るからなんだろうと思ったらロケ地は東濃地方(瑞浪市・土岐市)だった。
どうりで岐阜県がPRしていたわけだ。 映画館ではサイン入りポスターが貼ってあった。
写真は岐阜県版のGAGAが制作したロケ地マップ付きチラシ。
【ストーリー】
熱田家の母・乙美(おとみ)が突然死んだ。
娘の百合子(永作博美)は
父良平(石橋蓮司)が心配だから実家に戻って来るが、本当は
夫(原田泰造)の女性問題での帰郷であった。 熱田家の元に、
派手な服装の少女イモ(二階堂ふみ)と
日系ブラジル人青年(岡田将生)が現れる。 生前、母乙美に頼まれて家族の面倒をイモは、乙美がとある
「レシピ」を書き残していること、四十九日には法要でなく大宴会をするのが希望だったことを2人に伝える。 (映画パンフより)
映画「そして父になる」と同じくらいにいい映画でした。
母が残したレシピに導かれるようにストーリーは展開する。
レシピは家族だけではなく、生前、母乙美がお世話をした人々に対しても残していた。
主演の永作博美、石橋蓮司はもちろんですが、ゴスロリ的な派手な格好をしていたイモ役の二階堂ふみ、日系ブラジル人役の岡田将生の2人が良かった。
岡田将生はたぶん天パーだからブラジル人役になったと思うw
二階堂ふみは本当にメイクで変わるんだなあと実感!変わりすぎ。これも見たら分かる。
※二階堂ふみは母親と幼稚園の頃から「タモリ倶楽部」を見ているw で、友達がいなかったw
映画では
フォルクスワーゲンビートルが登場するが、これも単なる道具ではなく、ちゃんと意味があっての車である。 それは映画を見たら分かる。
映画では随所に岐阜県だと分かるスポットが登場する。 屋根の鬼瓦見てもそれって分かるんです。
登場人物それぞれが何らかの事情を抱えていること。 家庭、夫婦、子供の頃の生い立ちなどが映画では描かれている。
「子供を産んだからと言って、いい母親とは限らない。」というセリフが響く。これも複雑な過程の中で詳細に描かれていた。 子育てってねえ‥。
単純に四十九日までの過程を面白可笑しく描いてはいない。 かと言って、涙を誘うような演出は一切ない。 なのに何でちょっと寂しく感じるのだろう。
人はそれぞれ言えない過去を持ちながらもそれを乗り越えて行くこと。 他人が触れてはいけない部分があるのだとね。
家族をテーマとした映画としては、本当に良かったと思う。 期待以上だった。
石橋蓮司さんの存在感はいいですね。 ああいう感じ。
もうすぐ上映が終わってしまうには惜しい映画だ。 TOHO系は上映には積極的じゃないね。 コロナシネマの方が上映本数が多い。
Posted at 2013/11/18 19:00:46 | |
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