芦田愛菜の映画を見るのは初めてだった。
主演:芦田愛菜、共演:原田知世・永瀬正敏
新興宗教にハマった両親の元に育った少女の葛藤を描いた・・・というそのテーマが気になったので見てきました。
評点は3点に近い3点台ですね。ちょっと辛めなのは何となく判る。
役者も演出も悪くないです。 ぜひ見て欲しい。ちょっと惜しいのよ。
極めて真面目に丁寧に作られており、見せる映像もいいです。
一部その演出は地上波で放送されるときはカットされるかも?という演出(シーンではない)はありましたけど、どうしてアニメで見せた?
あくまでも芦田愛菜演じる
「ちひろ」の葛藤が主体であり、新興宗教ということでもないですが、宗教行事やその慣習というものを垣間見ることができます。 食生活だったり、組織化されていることにより、通信販売が充実していたりとか、蒔田彩珠演じる姉の
「まーちゃん」が突然蒸発したり、親族が心配したりとか色々あり、その親族には大友康平さん演じる
雄三叔父さんとして重要な役割があります。
SNSでも話題になっていた様に、黒木華演じる昇子さんの宗教に傾倒している人特有な口角がピット上がった笑顔が怖い。 ああいう人達って、迷いがなくて自信がある笑顔だから・・・。
宗教施設ってなんで屋根に金色の突起があるようなものが多いのでしょうね? 休日になると観光バスが信者を乗せてやって来る光景はありますね。
この映画を見てると、新興宗教を通じて、科学的根拠のないものをお神酒として扱ったり、医学ではなく宗教に頼る思考回路は、今のコロナウィルスを恐れて、裏付けのないものが効果のあるものとして取り寄せたり、使ったりする行動を見ているようです。 自分が信じて疑わないのだから、疑う人達を排除して正当化したりとか、自分を否定されることを恐れますね。 まるで左翼だなあw
自分の頭で考える前に前提があるから現実を直視できないし、それを指摘したら逆上する。
じっくり映画を見たいと思う人には良いと思いますが、エンタテインメントとして見れば、あと10分あれば、もう少しその先が見たかったという物足りなさと消化不良が起きます。 言わんとしていることは見た人なら判ります。 リアルを言い出すとキリがないのですが、この映画ではそこではないということです。
Posted at 2020/10/14 00:26:42 | |
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