これ、見たかったのですよ。
サラっと予告編だけ見て、たぶん、絶対にいい作品だろうと期待して見に行きました。全国上映ではありますが、関東以外だと、東宝シネマズの上映はなくて、東海地区はゼロです。 イオンシネマと各地の独立系のシネマでないと見られません。
コロナワールド大垣に行きました。 イオンシネマは壁が薄くて音が漏れるという残念なシネマだからです。 どんな音響設備を備えていても、音漏れってダメだと思う。
作品は80年代という設定で、小学五年の少女の視点で、悩みや闇を抱えた大人達を描いた作品という表現が良いだろうな。説明しずらいのよ。 小学生でも割と文化系の子供は妄想癖があったり、創作力があったりするので、そういう感じだろうなあと見てました。 自分もそういう感じでしたから。
評点は、3.1~3.7ですが、ヤフーが一番民度と教養が低いので一番低いです。 自分個人は4.3点と割と高評価します。
作品はテンポ良く進み、2時間は飽きることなく見せてくれます。
台詞のないシーンで仕草だけで表現するとか、間合いの良さですね。
映画にはっきりとした答えを求めたりするような人には向かないと思います。
起承転結で前半でばら撒いた付箋を回収するとか、そんな作品じゃありませんから。
ある程度色んな作品を読んだり見たりして、且つ、時代的背景も分かる人だと楽しめる感じです。 完全に見る人達を選んでると思いますね。
80年代という設定なので、数秒も映らないシーンに旧車もあるし、見たことがないレアな扇風機もあるし、相当小道具にこだわってるなあとガン見してました。
出演キャストは、鈴木唯、石田ひかり、リリー・フランキー、中島歩、河合優実、坂東龍汰、
久し振りに石田ひかりをじっくり見た気がする。
主演の鈴木唯さんは、将来いい女優さんになるのだろうなと想像しながら見てました。
作品を見て驚いたのは、ロケ地が岐阜だったこと。 海辺のシーンは藤沢だったりしてましたが、ほぼほぼ岐阜。 それは、
芥見東小学校でしょ? その橋のシーンの背景は大垣市が見えるでしょ? 病院は明らかに転居前だった
みどり病院でしょ?
笠松競馬は出て来るし、
名鉄犬山線沿線のマンションは、そこ知ってるしw狭い線路股がないと行けない場所だしw 目が覚めるわw
だから、リリーさんが土曜日のFM番組で時々
柳ケ瀬の話をしてたりしてたのはそういうことなのかと。 早川監督が岐阜出身で、岐阜市のロケーション紹介した方は同窓生でという関係だったそうで、風景として80年代(もっと古い)からほとんど変わっていないことが決め手になっていたのだそう。
賛否両論で、語りたがる輩がいるとは思いますが、駄作と切って捨てるバカは無視して、割とテンポ良く見せてくれて、役者がちゃんとしていて、行間を読ませるような作品は好きな方なのです。 まずは、連れが見て良かったと言ってたから、良いということで。
映画では上記の通り、闇を抱えた大人と対面するのですが、その際に80年代に流行ったユリ・ゲラーみたく、テレパシーやダウジングに熱狂した小学生を演じるのです。
Posted at 2025/06/26 00:45:07 | |
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