前回はブレーキでしたね
今回は予告通りボディについて。
おいちゃんが書くボディネタなのでエアロパーツの事じゃないですw
基本的にシャシー関係です。
チカッパ長文です!覚悟(漠
エアロパーツに関しては殆どの場合ドレスアップなので一個人がどうのこうのと意見するのは
ナンセンスだと思っていますので今後も自己満足ネタ以外は恐らく書きませんw
走りに影響するという面でゼロじゃない事も分かっています。
ただ、その場合そのエアロが何を目的に作られたものかが重要になると思います。
大きなところでは
・整流効果を狙ったもの
・ダウンフォースを狙った物
になるかと思います。
おいちゃんは空力の専門家じゃないので詳しくは書けませんが基本的に双方はトレードオフな
関係かなと考えています。
まあ、文字通りですけどw
整流(綺麗に空気を流す)すると空気抵抗が低くなるのでダウンフォースが得にくい訳です。
逆も然り。
それと、ストリート&市販車の場合空力が効いてくるのは高速道路レベルの速度が必要だと
思っています。
まあ、GTウイングみたいにでかくて揚力を生む形状のものならもう少し下でも効果が出るとは
思います。
でも、おいちゃんはストリート車の場合空力によるグリップよりメカニカルグリップの方が優先度が
高いと思っています。
なので何時もエアロ系は付けてもリップかリアスポイラー程度ですw
ダウンフォースというより整流ですね。
見た目もちょっとだけ変わるし(^_^)v
チューニングの仕方でもエアロは変わる場合が有りますね。
特にバンパーなどフロント周りは。
ターボチューンやエンジンチューンをやる場合はクーリング対策が付きものになりますが
フロント周りの開口、導風によってはオーバーヒート等を起こす事も十分にあります。
最高速を狙うなら開口部が少ない方が良いけどクーリング考えるとのっぺらぼうじゃ駄目
R32GTRで流行ったフロントバンパーの豚鼻はそのいい例ですね。
無い方が最高速伸びるけどヒート気味になって熱ダレも早い。って感じで。
いかん。。。あまり書かんと言って長くなり始めてるw
さて本日の本題w
前回がブレーキその前が、
タイヤ、足回り
そこで発生した入力は基本的にボディ(シャシー)に伝わる訳です。
大きな力が入力される訳ですからシャシーは堅い方が理にかなっています。
フニャフニャだとその力が何処かに逃げますからね。
力が逃げると言う事は支えられないという事なので折角得たタイヤのグリップやブレーキで得た
制動力、みんな無駄になる訳です。
止まらない、曲がらない、加速しない。。。。そんな状態になります。
ボディ剛性の大切さを痛切に感じたのは86からGC8に乗り換えた時です。
運よく3か月ほど2台所有状態になっていて(イニシャルDかよw)乗り比べが出来ました。
当時86は既に10年10万キロ越えでしかも3ドアハッチバックだったので結構
ヨレヨレです。
※本当はロールバー入れて、スポット増しして、サイドシェル硬化もしたかったんですけどねw
車が4隅を軸に動いているという感じです。
運転席はトランポリンの中央って感じです。
車高調も入っていたので余計に動きが分かり易かったですね。
コーナリング中は
「右がフルバンプしてる、けど向きが変わらんなあ。。。」
「フロントとリアのロールの仕方が違う感じが。。。」
「変な時に1輪だけグリップしたり抜けたり。。。。」
そう、動きが
「点」なんです。
先述の四隅を軸に動くってやつです。
そうそう、私の86仲間がシャシーの丁度運転席下あたりにひびが入った事が有りました。
まあ、その彼はドリコンで入賞するほどの激しい奴でしたので所謂金属疲労って奴です。
そういう事を体験&目の当たりにすると
結構シャシーって動いているって事を実感出来ます。
さて、GC8に乗ると車の動きが一変します。
新車という事も有りシャシーにヨレがなく
車が一体となって動くんです。
フロントが沈むとリアが浮く。
そんな単純な事がスムーズに車全体で起きていました。
コーナリングも86の時は何処かバラバラ感があったのに車全体で向きを変えて全体で入って
いくという感じです。
それにしっかりボディが支えてくれるのでリバウンドストロークが非常に効いていました。
当時のGC8はそれこそラリーの為の車と言っても過言じゃない作りでしたのでリバウンドの
味付けが特に良かった気がします。
それも純正で。ビルシュタインでも何でもないショックとバネで。
まあ、フロントのショックはラム式では有りましたが。
リバウンドが効くので少々のロールでもグリップしてくれます。
リバウンドだけじゃなく全てのモーメントが繋がってましたので車の動きが非常に分かり易かった
です。
86のころには無かった感じです。
ロール量が多いだけでMINEみたいなコーナの塊の様なサーキットも大きな問題は無かったです。
むしろタイヤの方が先に悲鳴を上げてましたねw
15年位前の話ですので今とは事情が違う面も有るでしょうけど大きくは外れていないと思います。
おいちゃんの思い出話はこの位にして、もうちょっと一般的な事お話をw
ボディ剛性の役目って大きな所で二つあると考えています。
1.各所で発生した入力をボディ各部に伝える
2.サスペンション、エンジン、駆動系などの部品の取付を支える
では一つずつ書いてみます。
1.各所で発生した入力をボディ各部に伝える
この観点での補強をしたらどうなるでしょう。
五レガでもほぼ定番のストラットタワーバー。
剛性アップの為のパーツです。
ご存じのとおりボンネットの中はエンジンが無いと結構な空間です。
スカスカですw
筋交いの様なフレームが有る訳じゃないんで四角い骨組みがそこにあるだけです。
もうお気づきかと思いますが四角い枠って捻じれや辺に対する横方向の入力に弱いですよね?
それを補強するのがストラットタワーバーになると思って頂くと良いと思います。
先述しましたがボンネット空間の筋交いの様な物です。(斜めじゃないですけどねw)
また、ストラットケースを繋ぐことでサスペンションの入力を反対側へ伝える役目もしています。
例:右がバウンドするとその力は
右タイヤ⇒右スプリング⇒右アッパーマウント⇒右ストラットケース⇒タワーバー⇒
左アッパーマウント⇒左スプリング⇒左タイヤ
という風に伝わります。
つまりイン側のタイヤを押し付けてくれるわけです。
通常はアウト側のタイヤが主にグリップを受け持つのですがイン側を押し付けることによって
必要なグリップを分散させることになります。
グリップが良くなると当然ステアリングが効くようになります。
作用反作用って奴ですね。
ストラットタワーバーを入れて「思ったより曲がる」体験をした方も多いと思いますがそういう仕組み
になっています。
これはシャシー剛性が上がるという方向に持って行った場合の代表的な例になると思います。
おいちゃん蒼レガでは
・STi フレキシブルタワーバー
・クスコ パワーブレース メンバーエンド
・クスコ パワーブレース リアメンバー
がそれに当ると思います。
後は、リアタワーバー、ロアアームバー、ロールバー、スポット増し、サイドシェル発泡剤封入
室内補強バー等がそれに当ると思います。
2.サスペンション、エンジン、駆動系などの部品の取付を支える
例えが変かもしれませんが野球のバッティングで考えてみましょう。
雨天の足元がぬかるんだところではキチンとバットが振れませんよね?
晴天で乾いたグラウンドだとスパイクも良く噛んで踏ん張りが効いてバットを思い切り振りぬけます。
サスペンションも同じです。取付部分が柔だとちゃんとストローク出来ません。
エンジンもヨレヨレフレームの上だとその重さと遠心力で車を揺れ揺れにします。
駆動系。。。モロ回転していますからねw シッカリ支えないとタイヤにその駆動が伝わりません。
マフラーリングこれが柔らかいとマフラーが揺れて振り子の様に遠心力(?)で車を揺らします。
排気音が
「おぉんぉんおぉんぉんぉんおぉん」と揺れる車は大体そうでしょうw
おいちゃん蒼レガだと
・クスコ パワーブレース リアメンバーサイド
がそれに当たるとおもいます
他には、各種カラー、各種ブッシュ、エンジンマウント、ミッションマウント、マフラーリング
ピロボールリンク類、サスペンションリンク類がそれに当たると思います。
強化したいところ調整したい目的に合わせて部品を選択すると自分好みの車に仕上がると思います。
ただ、これは注意。
ブログタイトルでも有りますが
「堅けりゃいい」ってもんでも有りません。
堅い=レスポンスが良くなる=遊びが無くなる&敏感になる
という事でも有ります。
過ぎた補強は正直運転していて疲れる仕様になると思います。
まあ、これはボディだけじゃなく足回りやブレーキ、タイヤでのセッティングでも同じなんですが。。。
ストリートを考えた場合適度なしなり、逃げを考えておかないと
車の反応が良すぎてピクピク動く
神経質な車に仕上がります。
サーキットでタイムアタック狙いなら別ですけどw
タイムアタックの場合は多少ピーキーで乗り難い車の方がタイムが出たりしますからねw
車が先に行くってセッティングでしょうか。
ストリートでそれやると疲れますし場合によっては危険です。
剛性の「遊び」「逃げ」というのは実は非常に大事な要素だと思っています。
恐らくチューニングを経験したことない方がイキナリロールバーやスポット増しでガチガチにして
足はピロボール使いまくりのピクピク仕様の車に乗ると30分か1時間ほどで「ふう」となると思いますw
ボディ周りは補強するとその効果は結構高いと思います。
体感し易いチューニングの一つだと思います。
しかも結構安価に出来たりします。
でも、そこが落とし穴だったりします。
はたしてその補強は自分のドライビングスタイルに合っているのか?
サスペンションやタイヤ、ブレーキとのマッチングはどうか?
補強が進むとボディが動く様になるのでバネレートや減衰力を見直す必要が出たります。
減速の立ち上がりも速くなるのでパッドの材質を見直す必要が出るかもしれませ。
タイヤがタレ易くなるかもしれません。
マウント類やカラーを変更すると振動や音の伝わり方が変わり異音・騒音の原因になるかもしれ
ません。
良く吟味が必要かと思います。
ちなみにうちの蒼レガは車高調じゃ有りませんがそこそこスポーティな挙動を見せます。
乗り心地優先という方にはあまりお勧めできない仕様です。
特にBRのリア周りはスポーティー方向になり易いです。
まあ、BM程じゃないとおもいますがw
ボディ周りは効果が高い&場所が多岐にわたるので結構製品が多いですね。
ポイントを絞るのが難しいと思います。
タワーバー見たいな定番パーツは分かり易く情報も多いので良いのですが。
マイナーな奴はちゃんと調べて理解したうえで導入する事をお勧めします。
おいちゃんリアのタワーバー欲しいけど。。。。荷物がねえw。。。。
注意!
・内容によっては実際に存在するチューニングに対し否定的な表現で書いてしまうかも
しれません。
それはあくまでも私の好み&ポリシーにそぐわないというだけなので
「そんなチューニングはしたら駄目」
と言う意味ではありません。
・わざわざ書く事でもないかもしれませんが内容は「走行性」優先です。
ドレスアップ、物欲昇華の側面から見るとそぐわない面も有ります。
・基本的にチューニングやドレスアップはオーナの自己満足の世界だと思っています。
十人十色な世界なので私の考えている事も参考にはなるかもしれませんが絶対では
有りません。第一、所詮素人の戯言ですしw
本日のBGMはトラックバック先を見てちょw <手抜きw