
訂正:FRカリーナorセリカのファイナルではなく「ミッション」でしたのでその部分を修正します。
訂正2: VTDのトルク配分が45:65と100を超えていましたw 45:55に訂正します(^^ゞ
前回のエンジンから約1カ月半経ってました。
エンジンで得たパワーはタイヤに伝えないといけません。
と言うことで今回は駆動系。
なかなか日の目を見ない部分ですがここがダメだとどんなにハイパワーなエンジンでも
宝の持ち腐れ。
まあ、単純な話ですねw
駆動系と言うとクラッチ、トランスミッション、FRやAWDの場合はプロペラシャフト、
デファレンシャルギア、ドライブシャフト、ハブ。。。。
大まかにこんな感じだと思います。
ATの場合はトルクコンバータがクラッチにあたりますね
この辺のチューニングとなると代表的なのがクラッチの強化になると思います。
そしてデファレンシャルギア。
クラッチは摩擦力で駆動系とエンジンを結び付ける部品です。
一般的に車の場合はMTの場合乾式クラッチが使われていますね。
エンジンで発生したパワーをタイヤに伝える最初の関門です。
通常純正クラッチはカタログ値+α程度パワー&トルクを伝達する能力しかありません。
なのでパワーを上げると設計された摩擦力ではパワーを受け止める事が出来ず
所謂、滑りを起こしてしまいます。
クラッチで滑りが発生すると折角のパワーやトルクがそこでロスしてしまいます。
そこでクラッチを強化する訳です。
一般的にはクラッチで使う摩擦材をμが高いものにしたりクラッチプレートを押し付ける
力を強くしたりします。
摩材をメタルにしたりクラッチカバーの圧着力を上げたり。
ターボ車など強大なパワーやトルクが発生する場合はツインプレート、トリプルプレート
と、クラッチ板をマルチ化し摩擦面を広く取れるようにして強化を図ります。
摩擦力が強くなると当然ですがより大きなパワーを伝える事が出来るようになります。
あと、摩擦が強くなることでダイレクト感も増します。
ギアを繋ぐときにスパン!スパン!と決まります。
まあ、それ故に車に伝わる反動も大きく動きがギクシャクさせてしまう場合も有りますね。
ただこの手の問題はドライバー側の「腕」の問題ですけど。
そして、ダイレクトにシャシーにも伝わるので当然負荷にもなります。
それを受け止めるシャシー、足回り、タイヤ等が必要となります。。。
やっぱ全体のバランスですね。
昔の話ですが86なんかは前期後期でドライブシャフトの太さが違うので(後期が太い)
流用チューンなってのも有りましたね。
※まあ実際はホーシングごと換えるのですけど。
駆動系を支えているブッシュ類にも負荷が掛ります。
ブッシュが経たってくるとそこから駆動力が逃げるので当然ロスです。
硬度を上げなくても良いので純正の新品にするだけで蘇ったりします。
まあ、ブッシュはここだけじゃなく足回りも一緒ですね。
チューニングパーツじゃ無くても純正新品でも良いのでへたってきた物からでも交換する
のは有効なメンテナンスです。
また、殆どの場合クラッチを強化するとMTの場合半クラッチが事実上使えなくなります。
クラッチ強化と操作性の快適性はトレードオフの関係と思った方が良いでしょう。
私がGC8の時に使っていたOS技研のツインプレートはダンパーもなかったので1速でも
トン!とつなげないとスムーズに走り出しませんでしたw
正直、渋滞通過は足がつりそうでしたwww
フライホイールを軽量化してエンジンをビンビン回る様にするのも有りますね。
ただ、軽くしす過ぎるとアイドルが安定しなかったりしますがw
ATの場合はトルクコンバータの強化に当たるでしょう。
※AT自体の強化とはまた違うのでご注意
ATの場合はトルクコンバータ(流体クラッチ)の構造上どうしてもパワーロスが
大きいですからね。
でも乾式クラッチの強化に比べるとコストがかかるのであまり実装したという話は
周りでは聞かないですね。
雑誌なんかでは見かけますけど。
クラッチと並んで多くあるのが
デファレンシャルギア
普通の車にはオープンデフが入っています。
内輪差を吸収するのが目的です。
内輪差はうまく吸収してくれますがその構造上の問題で車輪がスリップしたり空転する
などトラクションが抜けている車輪に駆動が伝わります。
そう、空転している車輪に駆動を伝えても意味ないんですけどね。
でも、一般的な運転をしている場合インリフトするような状態にはならないので
通常はオープンデフで十分ということになります。
ただ、スポーツ走行や悪路走行などを行う場合は別です。
そこでよく使われるのがLSDです。
※デフを入れるとなると殆どの場合機械式LSDだと思いますのでその前提で書きます。
他のLSDは機械式程ギクシャクした感じは無いと思っています。
まあ、アフターで機械式以外というのは殆ど無いですし。。。
LSD(LimitedSlipDef)はその名の通り「(内輪差で生じる)差分の制御を制限する」という
部品です。
LSDが入っているとトラクション重視になるので内輪が空回りする様なシーンでも外輪に
トラクションが掛るので加速しようとします。
逆に内輪差が生じるシーンでも左右同じ様に駆動が伝わるので内側の車輪はややスリップしながら回転します。
イニシャルトルクが強い状態だと交差点レベルでも
内側が「ザザザザザ」と言いながら
ついてくる状態となります。
実はこれ減速時にも影響します。
減速時での影響を受けないような仕組みになっているのが1WAYといわれるLSDです。
FRやAWDのリア(駆動輪)に2WAYまたは1.5WAY
FFやAWDのフロント(操舵輪)に1WAYまたは1.5WAY
こういう組み合わせが多いと思います。
異音や微振動が気になる方は要注意な部分もあります。
特にブッシュ類を強化したりピロ化したりすると「鳴り」を感じるようになると
思います。
ゴォォォとか
グゥゥゥゥとか。
2WAYだと加速時減速時、1WAYだと加速時
その辺を踏まえないと後悔するかもしれませんね。
車種によっては結構室内に篭りますし。
さてここで、ご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが五レガ(BR/BM)の話をw
※ぇ?釈迦に説法?まあ、良いじゃないですかw
五レガは駆動方式は全てフルタイムAWD(4輪駆動)ですよね。
でも、エンジンとミッションの組み合わせでその基本の前後トルク配分が違うをご存知ですか?
ターボ+6MT 50:50 (ビスカスセンターデフ)
ターボ+5AT 45:55 (VTD-AWD) <訂正2
NA+CVT 60:40 (アクティブトルクスプリット)
参考:より詳しい解説はこちらでw <怠慢w
http://www.subaru.jp/about/technology/spirit/driving/sawd05.html
※ちなみにインプレッサWRX系にはDCCD方式も有りますね。
スポーツ走行にはこれが一番合っていると思います。
これを見るとターボ車はやはりトラクション重視ですね。
NAはフロント寄りの配分で安定志向でFFっぽい乗り味ですね。
理想はこの駆動配分も考慮して足回りもセットして行く事かなと思います。
特にNAはFF的な動きなのでリアへの配分が多いターボのセッティングを真似しても上手く行か
ない事もあるかもしれません。
なんと言いますか。。。足はリアトラクションを見込んでいるのにパワートレインはフロントドライブ
といったちぐはぐ感が出るかもしれません。
ぁ、ちょいと話がずれましたね(^^ゞ
駆動系を見直すのって結構地味な感じはするんですが効果は絶大だと思っています。
チューニングと言うとどうしてもターボ車が前に出てきますが駆動系のチューニングはNAでも
効果が高いので
「もう少しピックアップの良い車に。。。」
「コーナーの立ちでもう少しトラクションが有れば。。」
「もう少しアクセルに対するレスポンスが。。。」
と言う向きにはピッタリだと思います。
駆動系のピックアップが良くなるとアクセルで曲がるときにもピシャリ決まりますからね。
後、トラクションのロスが無くなるだけで立ち上がりの加速も変わるし。
下手なパワーアップより面白いと思います。
もっと地味な部分になるとハブのベアリングを廻る奴にするとか定期的に交換するとかw
純正部品でも豆に交換するだけで車の動きがピシャリと生き返ることが有りますからね。
昔、プロペラシャフトやドライブシャフトをカーボンとかで軽量化する様なチューニングも有った様な。。。
最後に、最近はあまり見なくなったようですが
ギア比の変更。
インプレッサやレガシィの様に最初からクロスレシオになっている物もありますけど。
また、更にファイナル変えて加速や最高速を換えたり。
訂正2011.8.1286にFRカリーナのファイナル入れると2速で100km/h超えられたりしていました。
86にFRカリーナorセリカのミッション入れるとファイナル(最終減速比)が変わり2速で100km/h
超えたりしていました。
(同じ型式のミッションだったのでw中身のギアの組み合わせが違うだけの)
但し、ハイギヤード化なので加速が鈍りますけどw
3速までクロスレシオとかどう考えても「峠スペシャル」やろ?みたいなチューニング方法も有りましたねw
GC8の時の5速フルクロスはミニサーキットまではバッチリでした(^_^)v
でもフルコースのサーキットになるとコーナーの立ち上がりで既に5速に入ってしまい長いストレートでは
次のコーナの前まで何もする事が無くなっていたりしましたけどwww
まあ、今はストリートではあまり必要性のないチューニングかもしれませんね。
昔、ゼロヨンが流行っていた頃ドグミッションに換装する奴も多かったなあ。。。
ガラガラ、ガッコンガッコン言わせながら走っていたっけwww
さあ、結構一通り書いたような気がしますw
次からどうしようww
まあ、
気が向いたら何か書いてみますwww
注意!
・内容によっては実際に存在するチューニングに対し否定的な表現で書いてしまうかも
しれません。
それはあくまでも私の好み&ポリシーにそぐわないというだけなので
「そんなチューニングはしたら駄目」
と言う意味ではありません。
・わざわざ書く事でもないかもしれませんが内容は「走行性」優先です。
ドレスアップ、物欲昇華の側面から見るとそぐわない面も有ります。
・基本的にチューニングやドレスアップはオーナの自己満足の世界だと思っています。
十人十色な世界なので私の考えている事も参考にはなるかもしれませんが絶対では
有りません。第一、所詮素人の戯言ですしw
BGM
Title/Performance/Album
Greg's Song / Biscaya / Biscaya
Empty Spaces / Pink Floyd / The Wall
Perpetual / Yngwie J. Malmsteen / Fire And Ice
Going Down / Joe Satriani, Eric Johnson, Steve Vai / G3: Live in Concert
Voodoo / Black Sabbath / The Mob Rules
Burn / Glenn Hughes / Burning Japan Live
Make Believe / Angra / Holy Land
You Keep On Moving / Glenn Hughes / Burning Japan Live
What About Love / Phenomena / Phenomena III (Innervision)
The Happiest Days Of Our Lives / Pink Floyd / Echoes: The Best of Pink Floyd
Believe / Bad Moon Rising / Opium For The Masses
Let Me Go Home / The Alan Parsons Project / Ammonia Avenue
Wight Spider / Marilyn Manson / The High End Of Low
Vital Signs / Rush / Moving Pictures
Living Dead Girl / Rob Zombie / Hellbilly Deluxe
Cosmic Universal Fashion / Sammy Hagar
Wake Me When I'm Dead / Rage / The Missing Link
Session / Linkin Park / Meteora
The Legionnaire / Centaur / ...Perception...
Roads Of Thunder / Shadow Gallery / Tyranny
Pisschrist / Fear Factory / Demanufacture
House Of Love / Crown Of Thorns / Crown Of Thorns
The Road To Mt. Calvary / Steve Vai / Sex & Religion
Live Wire / Andy Taylor / Dangerous
Die To Live / Steve Vai / Alien Love Secrets
Toad / Cream / Wheels Of Fire